焼き上げたケークサレ を持って、会場にかけこんだのは4時半を回ったころ、会場ではセミナー の真っ最中でした。 併設のカフェのキッチンの片隅でケークサレのカットにかかります。
当日試食用に用意したのは、
* 飴色玉ねぎのケークサレ
* サモサのケークサレ
* かぼちゃのケークサレ
の三品です。
飴色玉ねぎ・・・では、玉ねぎの自然な甘さを味わっていただき、サモサではこの秋にとれたジャガイモと金時豆のほくほくしたおいしさと、スパイスのエキゾチックな香りを楽しんでいただき、かぼちゃ・・・は、キャラメルのほろ苦い甘さとベーコンの塩気の対比の面白さをと思い、この三品にしました。
カットし終わったころにはもう5時半を回ろうとしていて、配膳をスタッフの方にお願いして、プレゼンテーションの場にしつらえたテーブルに、皆さんにお配りするケークサレ以外の三品を展示しました。
スモークサーモンのケークサレです。 アンケートで、商品としての値段についての感想をお聞きしていますので、実際に手でもって大きさとか重さを確認していただいた上でお答えいただこうと、ラッピングをしてきました。
ワイルドライスのケークサレです。。 丸型で焼いたので、サラダで囲んでおしゃれに盛り付ける予定だったのですが。。。 時間切れでワイルドな盛り付けになってしまいました
ニンジンのケークサレです。
自宅のオーブンが、12年前に買った電子レンジ兼用のものなので、量をこなすことが出来ず、この3品は配らないで、後ほど自由に食べていただくことにしました。
さて、あっという間に6時になり、 プレゼンテーションが始まったのですが、朝からのどたばたから息をつく間もなく突入したのと、司会の山口さんの
誘導が上手なおかげで、殆ど緊張することなく発表をすることが出来ました。
お話したのは、ケークサレについての簡単な説明、起業を決心してから今までの経過、そして私がお店でかなえたいことです。
前者二つについては、この拙いブログに長いこと付き合っていただいている皆さんはすでにご承知だと思います。
お店でかなえたいことは、おいしいケークサレを味わっていただきたいのはもちろんですが、
1. 地球と人に優しい食を提供すること
2. 季節感を感じられる食を提供すること
3. 人と人とのつながりの場にすること
の3点です。 食と農業について、知れば知るほど、この50年くらいで人が自然の恵みを食い散らかしているような印象を持ち始め、身近なところできちんと自然と向き合って丁寧に食を生産している人を応援したい、そういう食材を味わっていただきたいという想いが最初のひとつです。いつでもどこでも同じものを同じように食べるのではなく、その季節に一番おいしいものをその場なりの食べ方で味わって、空を見たり緑に目を向けたりして、丁寧にゆっくり暮らしたいという想いがもうひとつ、そして(叶うことなら私のケークサレがのった)テーブルを中心に人と人との輪がひろがっていくといいな、とういう想いが最後のひとつです。
そんなこんなをお話しているうちにも、ケークサレが配られ、皆さんが食べ始めています。。。すかさず、山口さんが感想を聞いてくれますが、ポジティブな意見が多く、ほっとしました。
(後頭部を見せているのが私です。。。)
そして最後は、茗荷谷で10年自然酵母のパンのお店をされているSさんから、意見とアドバイスを頂きました。
まず味については、各ケークサレとも個性があっておいしい、センスのある味とほめて頂きました もうその一言だけで、この一年のあーでもないこーでもないの試作の日々が報われた感じです。
そして、今後お店をオープンする前に考えることとして、どこに経費をかけていくか or かけていかないかを考えることとのアドバイスを頂戴しました。
45分!も頂戴した時間はここであっという間に終わってしまったのですが、この後の交流会でSさんには更にたくさんのアドバイスをいただくことが出来ました。 コストから逆算した商品の値段の決め方、お店の内装・立地の考え方、健康にお店を何年も続けていくのは一人では出来ないことなので、人にお願いできること&できないことを考え始めること、商品説明のことばの使い方、仕入れについてなどなど、経営を長年実践されている方ならではのアドバイスを一対一でいただき、今後やるべきことがたくさん見えました。
長い記事を読んでいただいて本当にありがとうございます。 このネタで引っ張るのは明日でおしまいにしますが、明日はアンケートや参加いただいた皆さんからその場で頂いたご意見を紹介させてくださいね。
今日の東京は冷凍庫に入っているみたいです、あったかくしてお過ごしください。