ロストワードオブジェニー
1987年 タカラ
ファミリーコンピュータ
定価 5500円
ドラクエやFF等の名作が世間を魅了する中
理不尽なシステムや意味不明な展開などで
一部のファンを抱腹絶倒に追い込んだソフトがある。
そう、いわゆる「クソゲー」達だ。
オトナになり、余裕を持ってゲームに望める今ならば
貴方にも彼等の魅力がきっと伝わる事だろう。
タレントゲームのクソゲー代表が
あの有名な「たけしの挑戦状」であるなら
キャラクターゲームのクソゲー代表は
この「ロストワードオブジェニー」で決まり(?)だ。
「シンデレラの台本を取り返しに行く」
というメルヘンな動機にまずビビっとくる。
(ちなみに犯人は謎の宗教団体の信者)
内容はいたって普通のアクションゲームなのだが
その世界観の崩壊具合が尋常ではない。
愛らしい人形「ジェニー」の立場を微塵も考慮しない
「墓場」「宇宙」「海賊船」等のステージや
「ギャング」「ミイラ」「骸骨」等の不気味な敵達。
ジェニーの達人顔負けの格闘っぷりにも唖然としながら
なんとかステージをクリアしたところで
突如現れた、怪しい中国人占い師”フーマンチュー”が追い討ちをかける。
「オマエニシテハナカナカノウンセイアルネ
デモアンマリチョウシニノルナヨ」
…ってどんな占いなんだ。
と、ここまで営業妨害(?)をして来た訳だが
「それでもジェニーちゃんに台本を取り返してやる」
という猛者がもしもいらっしゃれば
是非、チャレンジしてみてはいかがだろうか。
今日の一言
…
(本日は言葉を失っています、あしからず)
