ゲーム悪影響論に下された審判 | あざみの効用

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或いは共生新党残党が棲まう地

神奈川県のゲーム規制に対する質問への回答2 までの結論はとりあえず池沼に関わらず、彼らが草木もなびかんばかりに影響される本国の動向、注視すべきはアメリカのゲーム業界による言論の自由を守るための訴訟行動の行く末だったわけです。

Judge Halts Unconstitutional Illinois Video Game Law
>イリノイ州は7月、18歳未満への暴力的なゲームの販売、貸し出しを禁じる州法を制定、2006年1月から施行予定だった。しかし判事は、子供の粗暴化とゲームの因果関係が「十分に証明されていない」と指摘。さらに、「言論の自由に恐ろしい影響をもたらす」として、違憲と認定した。

>裁判では州政府側の学者も出廷。「暴力的なゲームで遊ぶ子供は、行動を抑制する前頭葉の減少傾向がみられる」と証言したが、受け入れられなかった。米メディアによると、州知事は控訴の意向を表明している。

>業界団体のエンターテインメント・ソフトウェア協会(ESA)によると、これまでに5ヵ所の州、地方自治体で、業界側が勝訴しており、規制の難しさが浮き彫りになっている。


残虐ゲーム:米ミシガン州の規制法、裁判所が差し止め
>ミシガン州は今年9月、17歳未満への残虐ゲームの流布を禁じる法律を制定、12月1日から施行予定だった。実施が迫っているため、暫定的に差し止められた形だが、判事は厳しい判断を示しており、州政府が訴訟を続けるのは苦しい情勢だ。

州政府側は、ゲームと少年犯罪の関連性を科学的に証明しきれなかったことが敗因。過去にワシントン州なども、科学的根拠の不足で敗訴している。その後の研究成果を強調して裁判所の支持を得る戦略を取ったが、覆すことはできなかった。後に続くカリフォルニア州なども、同様の論戦を展開しているため、規制派の旗色は悪い。

>原告のエンターテインメント・ソフトウェア協会(ESA)によると、判事は新法が言論の自由を侵害する恐れがあると指摘した。フロリダ州でも同様の法案を審議中で、全米で規制の試みが広がっているが、対策の難しさが改めて浮き彫りになった。

草木もなびく「小さい政府」への大合唱、その際の参照先は宗主国アメリカ♪そのアメリカで結論がほぼ出ました。違憲

その内容も至極妥当です。これまで再三再4繰り返してきた規制に当たっての科学的根拠のなさ、そしてそれに対して明らかな言論の自由への侵害の危険性というまさに憲法訴訟で「違憲」判決が下る典型的事案となっています。

でわれらが池沼代表松沢知事におかれましてはいかがなものかと久しぶりに覗いてみたなら( ゚д゚)ポカーン

闘う知事会、一致してゲーム販売の自主規制徹底を要請
>家庭用ゲームソフトの販売等に関する自主規制についての要請

>昨今の家庭用ゲーム機の普及には目覚ましいものがあり、その高性能化によるゲームのリアルな描写が、発達段階にある小中学生等、青少年に与える影響もより一層大きくなっております。
 
こうした中、一部の都道府県では青少年に影響を与えると懸念されるゲームソフトを「有害図書類」に指定し、18歳未満への販売を禁止するなどの規制を行っております。
 
>しかしながら、一年間で千本を超えると言われる新たに発売されるゲームソフト全てを網羅的にチェックするのは困難であり、また全国的に発売されているがゆえに、各都道府県が個々に規制を実施しても、抜本的対策にはならないものと考えられます。
 
>つきましては、貴業界で実施されておりますゲームソフトの年齢別のレーティングや、販売店に対する販売自主規制依頼を今後一層強力に進めていただき、より実効性のあるものとしていただきたく、下記の事項について要請いたします。
 
>青少年が健全に育つ社会環境を構築するため、御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。

                 記

1 「18歳以上対象ソフト」を18歳未満へ販売することの禁止
 ・パッケージへの「18歳未満禁止」旨の表示
 ・18歳以上対象ソフトを販売する際の販売店での年齢確認の徹底
 ・保護者の同意の有無にかかわらず、18歳未満への販売の全面的禁止

2 18歳以上対象ソフトの区分陳列の徹底や18歳未満購入禁止表示の徹底
 ・18歳以上対象ソフトを他と区分し、屋内の容易に監視することができる場所等に陳列することや18歳未満 購入禁止の表示をすることの徹底

3 販売店における自主規制の検証方法の検討
 ・販売店における自主規制について、販売店から報告を聴取するなど、その効果と継続性が保たれるような方法の検討

4 年齢別レーティングを行う際の審査方法と審査基準の公開

5 都道府県の「有害図書類」等の指定に連携した対応
  ・条例による団体指定制度を導入している地域にあっては、その指定に対する理解と協力

平成17年11月10日

                           全国知事会


なにこの一方的な勝利宣言。だからどうしてこういつまでも悪影響論を公然と唱え続けられるんでしょう?都合の悪いことは見ざる聞かざるも結構ですが、そうならばついでに言わざるで沈黙を貫いてもらいたいものですがあくまでも妄想を貫かれるようです。日本のゲーム業界もさっさと憲法訴訟を起こしてもらいたいんですが。


Comments
sakさんコメントありがとうございます。日本の業界団体の情けなさには涙がでます。こんなもの提訴すれば間違いなく裁判所は判断に困るはずです(明らかに憲法違反ですから)。メディアリテラシーを身に着ける必要があるのは、子どもの前(まあそれこそバカがうつらないよう必要かもしれませんが)にこんな非科学的な感情論を振り回す松沢某のような連中でしかないです。今回、アメリカで下った(下り続けている)司法判断はまんま松沢たちの条例に当て嵌まります。公務員には憲法尊重義務が課せられているのを知らないのでしょうかね。
commented by 遊鬱
posted at 2005/12/07 21:46
サヨクに名乗る名前などないさん?なんか各所に同じようなコメントを寄せているみたいで工作ご苦労様です。私は自分の現実的立ち位置は中道保守派だということはこれまでの日記でも明らかだと思っていますが?負け犬の遠吠えと言われても、勝ち負けではなく単純に主張内容がおかしいからおかしいと指摘しているだけですが、何か問題でも?
commented by 遊鬱
posted at 2005/12/07 21:35
負け犬の遠吠えですか?
commented by サヨクに名乗る名前などない
posted at 2005/12/07 20:20
メディアリテラシーを強化することを約束し、ゲームに対する理解を深め、ゲーム規制を撤回してくれて初めて「勝利宣言」が出せるんですけどね。
「業界が決めたんだからもういいでしょ」的な意見もありますが、ゲーム規制が残っている以上、これ以上の法規制が無いとも言い切れませんし、そのためにはしっかり戦って風化させないようにしないと。
この回答といい、対応といい、ホント知事って一方的ですね。
commented by sak
posted at 2005/12/07 19:47