若さってうざいよね…若いうちはうんと苦労したほうがいいのよ。 | あざみの効用

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或いは共生新党残党が棲まう地

バンダイビジュアル中間期上方修正 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!で中間決算短信 を読んで気になったのは、

・レンタルDVD市場の拡大(前年通期で66億が、49%増で中間期だけで49億)、これはビデオからDVDへの移行が進んでいることを示す。ビデオよりも一本あたりの単価も高いはずなのでレンタル市場が入れ替わる過程は収穫期かな?(バンビ以外でも東映アニメやトムスのようにキッズ向けのレンタルされやすいソフト群を抱えている会社は同様の恩恵が出るはず)

シリーズ別売上構成比(%)
機動戦士ガンダム  32.1
エウレカセブン     5.7
舞-HiME        4.3
その他         57.9
合計         100.0

と、あれだけこけた、こけたといわれているエウレカでもきっちり利益を出しているぽいところが凄い。なんだかんだでDVDは初動で6,000本強でヒット作品に分類されたということ(広告費とかCDはソニーが被ったの?)。あと舞-HimeはこれからOVAもあるし、本当にバンビの柱タイトルになりましたね(オリジナルもの制作への呼び水とならんことを!)。

あと、関係ないですけれど別に視聴率とDVD売り上げが必ずしも比例関係にはないということがその下方局面において窺えるものw↓

666 名前:メディアみっくす☆名無しさん 投稿日:2006/09/27(水) 21:02:44 ID:???
血+

   話数   DVD初動  視聴率
01話~02話 01巻 8,248  4.75%
03話~06話 02巻 7,196  4.13%
07話~10話 03巻 6,296  4.00%
11話~14話 04巻 6,026  3.53%
15話~18話 05巻 5,585  3.08%
19話~22話 06巻 5,297  2.73%
23話~26話 07巻 5,921  2.85%
27話~30話 08巻 5,439  2.90%
31話~34話 09巻 3,823  3.10%
35話~38話 10巻 *,***  3.18%  ← 今ココ
39話~42話 11巻 *,***  2.55%
43話~46話 12巻 *,***  2.38%
47話~50話 13巻 *,***  3.07%

ちなみにプロダクションIG、ゴンゾはともに年初来安値どころか公募価格ぎりぎりのところまで下落中orz

悪影響? 「暴力」ソフト
>テレビゲームが人間の心理にどういう影響を与えるかは、ゲームが普及しだした1980年代に議論が始まった。「しかし、ゲームの暴力が子どもにどんな影響を与えるのかは、はっきりとは分かっていません」とお茶の水女子大学の坂元章教授(社会心理学)は指摘する。「ただ、テレビの暴力シーンとの関係の研究は進んでおり、それを参考にすることができます」

テレビと暴力の関係については、子どもが暴力シーンを見ると影響を受けて暴力的になるという「社会的学習説」が主流になっている。ただ、それには「暴力が肯定的に描かれている」「暴力を振るう人が魅力的に描かれている」などの条件がある。また、そばで見ている大人が暴力へ嫌悪感を示すと、影響が減るなどの研究結果もある。

影響が「ない」というほうが不自然ですか。その影響の強弱、効果の持続性、パーソナリティーとの関係などに焦点が移っているということですか。ただ影響があるというのと、犯罪を起こすということの間には極めて深い断絶がありますが…そんなのゲームを他のもの(教育でも食事でも車でも)に置き換えれば簡単に分かること。

>坂元さんらが2001年に小学生を対象に行った調査では、かっこいい主人公が戦うゲームでよく遊んでいた子どもは、攻撃性が高まる傾向が表れた。「ゲームは自分が主人公となって戦う場合が多く、影響はテレビより強くなることも考えられる。悪影響は否定できなくなりつつありますが、そこにも条件があるのかもしれません。今後さらに研究が必要です」と坂元さん。一方「ゲームをする子どもはひきこもりなど社会的不適応になる」という説については、説を否定する研究結果が見られるようになったという。「ゲームの話や、ソフトの貸し借りなどを通じて人間関係を円滑にする面もあります」(2006年10月5日 読売新聞)

昨日 紹介した「ダメなものは、タメになる テレビやゲームは頭を良くしている」(著)スティーブン・ジョンソンの視点が必要ということでしょうね。悪影響がないものないものなんてこの世に果たしてあるかどうか疑わしいだけに、その影響の度合いの部分で「悪」と言いきれるほどの実証がなされていないという部分と同時に、最後に坂元先生が触れておられるように好影響の部分をもっと喧伝する必要があるかと(脳トレの大ヒットもあるし、比較的受け容れられやすいのでは)。

↑のコメントだけでは坂元先生ちょっとと思われた方はゲーム研究データインデックス 第1回 テレビゲームの研究 を読んで!!!極めて常識的なことを述べておられるに過ぎないことがよ~くわかります。

参考;http://newmoon1.bblog.jp/entry/300314/ (新レーティング)

先日コメント欄 に思わずメモした5つ☆の記事を書かれた東京新聞牧記者の記事!!!↓このセンスすっごい好きです

ボランティア義務化 おかしくないか 安倍政権『教育再生』のカギ
>ボランティアの語源はラテン語で自由意思とか。その自由意思を義務化することが、安倍流「教育再生」で掲げられた。自由と強制は矛盾する。安倍首相もそれを認めつつ、でも「大きな意味がある」。では、それはどんな意味なのか。安倍流を一足先に行く東京都では、来春から全都立高校で「奉仕」が必修となる。広辞苑によると、奉仕とは「つつしんでつかえること」という意味なのだが-。

素敵な皮肉キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!

>実は、この方策については東京都が先行している。来年度から、全都立高校で一単位年間三十五時間の「奉仕」が必修化される。

>もともと「奉仕活動の義務化」は、二〇〇〇年発足の首相の諮問機関「教育改革国民会議」で論議された経緯がある。「満十八歳の全国民に一年間程度の奉仕活動の義務化」が検討されたが「奉仕活動は自発的にやるもので義務化はおかしい」などの異論が続出。結局、義務化は最終報告で見送られた。

素晴らしい構成です!単に皮肉るだけでなく、今日の事態の経緯、現状をもしらしめるものとなっています。せっかくですので「教育国民会議」の結論がいかにキモイものか見てみましょう↓

参考;首相官邸~教育国民会議
【家庭が行うこと】
・各家庭に「心の庭」(会話と笑いの場)をつくる
・団地、マンション等に「床の間」を作る
・子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう
・「ここで時代が変わった」「変わらないと日本が滅びる」というようなことをアナウンスし、ショック療法を行う
・家庭教育について対話できる土壌をつくるため、企業やテレビと協力して古来の諺などを呼びかける
バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う

【学校が行うこと】
・遠足でバスを使わせない、お寺で3~5時間座らせる等の「我慢の教育」
・学校に畳の部屋を作る
・学校に教育機関としてのシンボルを設ける
・簡素な宿舎で約2週間共同生活を行い肉体労働をする(小学生・中学生)
・満18歳で全ての国民に1年ないし2年間の奉仕活動を義務づける
警察OBを学校に常駐させる

【地域が行うこと】
・他人の子どもも誉めよう、叱ろう運動を国民的な運動として行う
有害情報、玩具等へのNPOなどによるチェック、法令による規制
・名刺に信念を書くなど、大人一人一人が座右の銘、信念を明示する
教育基本法を改正を提起し、従来の惰性的気風を打ち破るための社会的ショック療法とする
改革を受け入れる基本的土壌をつくる

どうですか?抜粋したんですけれどキモイでしょ?竹花が委員会の中間報告に盛り込もうとしたこと含めて、よりいっそう逝っちゃっている文言の数々に眩暈しかしません。とりあえず良い大人が「心の庭」「床の間」「畳の部屋」を!とか熱く語っている姿を想像してみてください('A`)

で、また記事に戻りますが、きちんとしたコメントを集められる=牧記者がきちんと識者を把握していることが窺えます。

>今回の動きを、日本ボランティア学会に属する国学院大学の楠原彰教授(教育社会史)は批判的にみる。「ボランティアは義務化されるものではない。安倍政権のいうそれは実態としては奉仕のこと。ボランティアは自由な精神が基礎で、奉仕には国家や公に尽くす意味合いが強い」そのうえで、楠原氏は「ボランティアの基本には公共性や福祉の意味を考える作業があるが、奉仕は国家に思考を預けてしまうことで、若者の自由な批判精神を奪いかねない」と話す。

>東京都のケースでは奉仕義務化がニート対策にも有効という声もあった。しかし、ニート問題に詳しい著述業、矢部史郎氏は「ニートは自分を一人前に扱ってほしいと考えている。そこにただ働きのボランティアは何の意味もないし、職業訓練にすらならない。逆に介護などでは、虐待に走りかねない」と懸念する。

>戦時中には学徒勤労動員があった。「また同じようなことをするのか、と反発があるだろう」と語るのは「武蔵野の空襲と戦争遺跡を記録する会」事務局長で、法政第一中高校の牛田守彦教諭だ。「戦前の学徒勤労動員も、初めは教育的な効果を狙って始まった。とてもよく似ている」牛田氏によると、学徒勤労動員が始まった一九三七年ごろは出征兵士の遺族や家族の農作業を年間数日手伝う程度だったが、三八年に国家総動員法ができると、期間も三十日、三カ月と延長され、四四年以降はほぼ通年になったという。

>ボランティアの第一線で活躍する人々も、一様に義務化に首をかしげる。アフガニスタンで医療支援などをしている「ペシャワール会」の福元満治理事は数年前に手伝いに来た高校生から「書類に印鑑を押して、ボランティアで働いたことを証明してほしい」と言われ、驚いたという。「安倍さんや都教委の人はボランティア経験があるのか。滅私奉公的に身を削るのが奉仕だが、ボランティアをやっている人にそういう気持ちの人はいない。井戸を掘るのはアフガンの人のためにもなるが、私たちも生きる豊かさを得られる」と心情を説く。

>現場で活動する人たちの違和感をよそに、なぜ都や新政権は「奉仕」「ボランティア」に執着するのか。安倍氏は著書で「ときにはそれ(生命)をなげうっても守るべき価値が存在する」と説く。前出の楠原氏は「(安倍政権は)国家と個人を結ぶものとして奉仕活動を強制し、安易につなごうとしている。この動きは危険だ」と言い切る。「ドイツなどでは国家奉仕の中に兵役が含まれる。現行憲法があるうちは徴兵制は敷けないだろうが、公を強制させ、批判的精神を奪っていくことはそのおぜん立てになりかねない」

>ジャーナリストの斎藤貴男氏は「規範意識は世の中を指導している人が示すべきだが、今の大人たちにそれを言う資格はない」と前置きした上で警告する。「安倍首相は国会で『子どもたちに高い学力と規範意識を身につけさせる』と述べた。しかし、宗教的なバックボーンが乏しい日本社会で、お上が人の生き方に枠をはめることは徴兵制に道筋を付けることに等しい。他人を右向け右と同じ方向へ向かせたいという支配欲、暗い情念を感じる」

どれもあまりにも至極真っ当な批判すぎて、ただただ頷くことしかできません!で、極めつけは↓のデスクメモ♪

<デスクメモ> 安倍氏側近の若手の会合で、ある女性議員がこう言ったそうな。教育の柱はいざとなったら祖国に生命をささげられるエリートの育成と、ニート問題には徴兵ならぬ“徴農”が決定打だと。頭に浮かんだのが、かの核実験を宣言した国。人の自発性を「首領さまの意思」になぞるのが流儀。どこか似てないか。(牧)(東京新聞 2006.10.5)

牧記者万歳!今日からここは牧記者応援ブログになりました(このブログ読んでいただいている人ならば、大袈裟ではなくてここまでセンスが似ている方は初めてではないかと分かっていただけるかと)。

【参考】
http://newmoon1.bblog.jp/entry/327649/ (その他記事by加古陽治)
http://newmoon1.bblog.jp/entry/324665/ (ある女性議員の思想w)
http://newmoon1.bblog.jp/entry/324404/ (ある女性議員の発言メモ)

「冗談でも言うな」「安保理は分裂」 声明案で米大使
>北朝鮮が実際に核実験を実施した場合に「制裁と、それを超える措置に踏み切る」と明言した。「北朝鮮は非常に深刻な結末に直面する。それは必ずしも安保理によって制限されるものではない」とも述べ、単独行動を示唆した。出席者は「安保理の場で、安保理を無視して単独の軍事活動も辞さないことを示唆するのは、異例の発言だ。ほかの理事国は静まりかえって聞いていた」と話した。

やるとすればそれこそ石器時代に戻すほどに徹底的にやると思いますよ。湾岸戦争に学んで報復のミサイルが韓国や日本に飛ばないようにね…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

>一方、フランスの国連代表筋はボルトン氏のこの発言に対して「ここ数日で声明を出さなければならないという点でほとんどの国はすでに一致している。ボルトン氏の方が孤立ぎみだ。彼の言う通り安保理は分裂しているが、14対1だ」と皮肉った。(朝日新聞 2006.10.5)

この辺がアカピーらしい嫌らしいくだりですね。どう考えても日本はアメリカに追従する以上14対1なわけないじゃないか。しかも前回の非難決議だってむしろ中(露)が孤立しかけていたことを思えば今回なんてより一層でしょうに。それぐらいの想像力も働かないほどにアメリカ憎しで凝り固まっているの?しかし、この連休で核実験あるんでしょうかね…。


以下 アニメ感想

「学園アリス」第9話

極めてくさいお話(オリジナルの)なんですが、好きです。この泥臭い感じがこの作品においては合っています。ハウス世界名作劇場ののりだよね~。


「あさっての方向。」第1話

1クール作品、原作ストック2冊(今月で3冊)ということで、ノー期待だったんですが、不思議な雰囲気(内容というより、背景かな?)があって結構楽しめちゃいました。視聴継続!

237 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/10/06(金) 02:34:16 ID:EXpdUPUD
これいいな。
言っておくが俺はロリじゃない。
期待していなかった分、反動が大きい。
言っておくが俺はロリじゃない。

爆笑♪

395 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/10/06(金) 09:39:33 ID:3YjSja8P
第1話 06/10/5 深夜1:59~
第2話 06/10/12 深夜2:09~
第3話 06/10/19 深夜1:59~
第4話 06/10/26 深夜1:59~
第5話 06/11/2 深夜2:05~
第6話 06/11/9 深夜2:05~
第7話 06/11/16 深夜1:55~
第8話 06/11/23 深夜2:05~
第9話 06/11/30 深夜2:05~

定時で放送する気皆無のTBS…

( ゚д゚)ポカーン なにこれ?もう野球は終わっていますよ?


「僕等がいた」第14話
絵コンテ・演出・原画;よこた和

竹内君のお姉さんがつぼ!こういうキャラ大好き♪

しかし、中央からの矢印がない一方方向の二等辺三角関係いいなー。一方に足りないのは過去との決別、他方はタイミングとそれぞれ違うだけにいずれが早いかのお互いにお互いを牽制しあった感じがたまらない。矢野が当初と比べてどんどん単なる餓鬼にすぎない様が明らかになってきてみていて面白い。

あと何曲ED用意しているんだろ?合っている様でどれもいまいち記憶に残らないというか琴線には触れないものばかりだけれどw


Comments
24-589さん、こんにちわ!

あー!どーしてこういう考え方が人口に膾炙しないのか!!!道徳とかどーこー以前に統計的発想、思考こそ読み、書き、算盤に加えるべき基礎的知識ですよ。

>統計学上の有意性は『統計的に仮定に意味が有ること』を示し、心理学上の影響は『人の心理にどこまで影響するか』を示します。各々別のパラメータです。

両者の違いは、統計での有意性は必ずしもそれだけで心理学上の影響=因果関係を証明するとは限らない必要条件に過ぎないということなんですよね。錯誤なり妥当性なり色々と付け加わって初めて…という代物なんですがそこまで説明されることはほとんどないよね(タバコの因果関係の議論とか学習教材としてはうってつけだと思うんですが)、単純化するのは構わないけれど、留保すべき部分については慎重に報じてこそマスコミと思うんですが(いつも皮肉ばかり書いていますが、真にマスゴミなんでしょうかね)。

>現状、ゲーム業界にとって幸いなのは、統計と心理学上の意味を理解している“あたり前の研究者”である坂元氏が第一人者であること

本当にそうですよね、アメリカのように業界として戦う姿勢など皆無、放棄しているだけに、一人抵抗しておられる氏の姿勢は本当に眩しく映ります。業界の啓蒙活動も司法を通しての戦いはぶるっているというならせめて、「ダメなものは、タメになる テレビやゲームは頭を良くしている」(著)スティーブン・ジョンソンの視点ぐらいは力をいれてもらいたいところ(バンナムがやっていることは以前メモしましたが)↓

「ガンダム世界」の複雑化が人の知的レベルを向上させている?
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITew000006102006
>同時に複数のストーリーが交錯し、視聴者に複雑な人間関係を追い続ける知的作業を要求する。昔のドラマに比べ、今のドラマは非常に複雑な構成になっていて、理解するための知的な要求水準は高まっている。

>ジョンソンは、こうした人が気づかない複雑化の傾向を「スリーパー曲線」と名付けている。複雑化していくテレビやゲームは、複雑な知的作用を行う訓練となっている

負の部分を否定するという防衛戦ばかり(はっきりいって消耗戦、負け戦)展開してきたわけですが、正の部分を主張という攻勢、第二戦線の構築は、翻って第一戦線の防衛部分の相対化を促すという意味でも極めて重要な視座だと思います。ここにおいてたま~に見受けられる少年犯罪の減少とゲームの普及をパラレルにとらえる視点というものも利用できると思います(個人的にはまったく相関関係の無いものだと思っていますが、それこそ上世代の愚かさを利用するという意味で)。
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2006/10/09 14:01
TAKESANさん、こんにちわ。

>一般に言われる「暴力性」、「攻撃性」とは、ズレがあるでしょうね。坂本氏は、心理学上の研究成果を説明されている訳ですが、やはり、捉え方は様々かも知れません。

まったくもって仰るとおりです!そこに誤解がある、誤解されがち、そしてその誤解を利用する奴輩がいるというのが最大の問題だと思います。で、その点をきちんと理解しているのがTAKESANさんや24-589さんなんか圧倒的少数派、少なくともマスゴミレベルでは絶無といっても過言ではないということ。

何度もこれまた書いているように坂元先生の学術的誠実さが全く理解されていないのでは、賛成派、反対派ともに0もしくは100といった白黒的素朴単純発想しか出来ていないのではということなんですよね(なんか、こういう書き方ってお前は何様のつもりなんだという感じで嫌いなんですが、いいかげん書きたくなります)。

で、そのうえでおそらく影響(TAKESANさんの仰られている意味でのね)というのはなべてしまうとその他の影響因(…坂元先生もちらりと書いておられますが、遺伝、文脈とか)と比べてしまえばきっとほとんど無視できてしまう類のものではというのが現時点での私の理解です。である以上(現時点では科学的証拠がないとこれまた坂元先生が書かれています)、表現の自由が何よりも尊重されるべきという当たり前の結論に至らないのが理解に苦しむ…で、それは情報の流通のされ方に由来すると初めに戻るorz

>読んで、目を疑いました<首相官邸~教育国民会議

でしょ~?こんな小学生の学級会での標語作りみたいなレベルのことを延々とやっていたんですよ!で、今回の安倍主催のものも人選見ていると悪夢が繰り返す悪寒しかしない。

>成る程、こういう知識を身に着けないと、「バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う」とか言ってしまいかねないのですね。勉強になるなあ。

本当にね、こんなのを量産しないために教育改革が必要といわれるとその点では頷かざるをえないんですよね~皮肉なことに('A`)
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2006/10/09 12:47
今日は。

24-589さんへ。
暴力映像の長期的影響については、慎重に研究しなければならないでしょうね。実験や観察によって、短期的影響が見出されたといっても、それは、そもそも条件を統制した状況下での事ですから、一般化可能性には欠けるかと思います。

 >従って、一般へのこういった問題の啓蒙活動をこ
 >そ、CESAあたりは予算を使って大々的にしなけれ
 >ばならないと思うのですが・・・
そう思います。どういったかたちで一般に情報を流布するか、というのは、結構難しい問題かも知れませんけれど。
commented by TAKESAN
posted at 2006/10/09 11:42
>TAKESANさん
横レスながら、ちょっと失礼します。

この手の問題は、統計学上の有意性と心理学上の影響とがごっちゃにされがちのため、ややこしくなっています。
統計学上の有意性は『統計的に仮定に意味が有ること』を示し、心理学上の影響は『人の心理にどこまで影響するか』を示します。各々別のパラメータです。

たとえば、よく出来た仁侠映画を観たあとであれば、人は肩をいからせ、気が大きくなって映画館を出てくるかもしれません。あるいは、単純に感動したり、作品が合わなければ気分が悪くなっているかもしれません。
こういった反応はすべて人間の心理に対する“影響”です。
影響の有無だけを測定した場合、有る程度母数が大きければその有意性の測定自体はごく当たり前に可能となります。

一方、その影響を測定するにあたり、上の例で言えば「俺も高倉健みたいな立派な任侠になるんだ!」などとどこぞの総理や教育委員のようなことを言い出す人間がどれほどいるのか、ということになります。
これまた、100万人、1000万人と測定すれば一人や二人確実にでてくるかもしれません。そうなれば立派な有意性が測定され、影響があった、とされます。

もちろん、そんな小さな影響をもって対象を規制すべきだ、とするか否かは、有意性とは全く別な問題となるわけです。

従って有意性の有無が測定されれば、その後は影響の強さを測定し、問題視するほど大きなものであるのか否か、さらにはその影響の持つマイナスと、対象の持つ各種プラスを鑑みて、規制を行うべきなのか、行う場合はどういった範囲にするのか、といった点を論議することになります。

もちろん、そもそも影響の強さなど人間の心理に対するアプローチであり、そうそう簡単に測定できません。
よって坂元氏も「今後も研究を続ける必要がある」としながらも犯罪学上の統計データに触れ、「(ゲームなどの各種メディアが)人間の行動を左右するほどの影響力を持つとは想定しづらい」と、再三明言されているわけです。

現状、ゲーム業界にとって幸いなのは、統計と心理学上の意味を理解している“あたり前の研究者”である坂元氏が第一人者であること、不幸なのは警察庁や教育関係者などが、その辺を全く理解していないこと、でしょうね。

従って、一般へのこういった問題の啓蒙活動をこそ、CESAあたりは予算を使って大々的にしなければならないと思うのですが・・・ほとんど沈黙しているのが実情であり、一ゲームファンとしては残念な限りです(苦笑。
commented by 24-589
posted at 2006/10/08 17:59
今晩は。

暴力シーンを観る事によって攻撃性が高まる事がある、というのは(特に短期的影響は)、心理学的には妥当だと言って良いのでしょうね。ただ、この場合の「攻撃性」は、心理学的に定義された構成概念であり、測定の尺度も、暴力シーンを観た後の攻撃行動を観察したり、電気ショックを与える時間の長さを測ったりといったものなので、一般に言われる「暴力性」、「攻撃性」とは、ズレがあるでしょうね。坂本氏は、心理学上の研究成果を説明されている訳ですが、やはり、捉え方は様々かも知れません。
暴力シーン云々というのは、コンテンツの問題ですが、それを無視して、「ゲームは悪影響を与える」と、メディアそのものの特性であるかの様な事を言う論者がいるのは、困りますね。某ゲーム脳の方とか。

読んで、目を疑いました<首相官邸~教育国民会議
もう、クラクラですよ…。「心の庭」て。

 >基本的な言葉(読む、書く、語る)、社会人が持つべ
 >き最低限の算数や理科の知識を教える
成る程、こういう知識を身に着けないと、「バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う」とか言ってしまいかねないのですね。勉強になるなあ。
commented by TAKESAN
posted at 2006/10/07 03:55