>『感情の強固な人間とは単に感情の激昂しやすい者のことではなく、感情が激昂している時でも均衡状態を失わない者、胸中に渦巻く嵐にもかかわらず常に洞察と信念とを失わない者のことである、と。それは例えて言えば、嵐にもまれる船舶の羅針盤の針のごとく、常にその進路を見失わないようなものでなければならない。』
クラウゼヴィッツ「戦争論」
教育者、義家弘介が堕ちる日カウントダウン開始~驕れる者は久しからず~
の続き、内容検証。
非常に濃密な論争で簡単な纏めというのも失礼な気を覚えるほどですが、とりあえず言えるのは、以前その結末~議事録開示前、竹花版最終報告書~
において、
>議事録上がるまでは報告書で洗脳されたくないので熟読せず、各誌記事だけメモしておきます(私は坂元先生を信じています)。
と記しましたが、こうして議事録を追っていく過程で委員会での議論内容・趣旨はやはりまったく違うものであったということを今回、そして次回(最終回)で確認することになりそうです。バーチャルの弊害の可能性を認める(これは再三述べているようにあるに決まっています、というかあらゆるもので全く影響がないものなどあろうはずはありません!)にしてもその程度問題に関して科学的・論理的であることに徹底し、批判・反論、慎重姿勢かつ留保が随所で指摘され、それらを最終報告に盛り込もうという、なあなあで決して済まされていない真剣な議論が此処にはあります。ここにきて坂元先生、小林氏に加えて、元々中立的だった藤川委員、そして玄田委員、藤岡委員が竹花―前田ライン(+義家)に叛旗を翻しました。
以下 内容検証
【座長】(=前田座長)
>まさにフィルタリングのことは動き出したという感じですね。ただ、このアダルトコミックに関してはこの反応だけ見ていると、ここに来ることはもちろん拒否なんですね、説明というのは。アンケートにも答えないと。ほかの業界と比べてちょっと違いますよね、今までの反応とは。質問になってないかもしれないんですけれども。
いきなり冒頭からアダルトコミックに関する私怨ぶちまけです。これまでもたびたび脅迫の手紙がどうとか述べているだけによほどたまるものがあるのでしょう。しかし、今までも携帯やゲーム業界関係者を呼びつけてはさんざん吊るし上げてきたこの場に出てこようという奇特なエロ本業界人がいるとでも本気で思っていたの?
【事務局】
>1点だけ補足させていただきます。ここには来られないけれど当庁の事務担当者とのヒアリングに応じたのは3社ございます。ですから、担当者レベルでのヒアリングにも応じなかったところが3社あるというような状況でございます。
事務局が前田による行き過ぎた心象操作を否定していますwというかこんな一文の得にもならないヒアリングに半分も応じたということを評価すべきでしょ。
【座長】
>それも応じないというところが3社あったと。今までいろいろなところで雑誌の問題や何かで業界団体に出てきてくれというようなことを言って、こういう反応というのは今までには余りなかったですよね。だから、自主規制といっても、とても自主規制は期待できないグループということですね。それも大事な事項、正式に申し入れてこういう反応があったということはきちんと押さえておかなきゃいけないと思います。
はいはい私怨乙!ヒアリング内容について議論せずに(たぶん碌に目も通していないからこそこんな粗雑な言い切りができるのでしょうから)こんなレッテル貼っていいの?ただでさえ、議事録化する過程の編集で見えなくなっているものがあるということは第六回についてのコメント欄で指摘も受けました。
参考;第六回 バーチャル社会の弊害から子どもを守る研究会議事要旨~脳内汚染浸蝕~
>読ませて頂きまして、問題はないのですが、少々修正したいところがあり、書き込ませて頂きます。反論ではありません。
コンピュータソフトウェア倫理機構の発言で「アニメ」とありますが、ここの審査の区分けは「実写とアニメ」で分けられており、実写すなわち生身の女性が表示されているもの意外全てを「アニメ」と呼称しています。つまりここでは所謂アニメのことをあげたわけではありません。
また、同人についてもソフ倫が机上にあげたように議事録にはありますが、実際には警察庁側からあらかじめ調べておくようにとの指示があったとのことです。
また、議事録なので言った言葉がそのままが記録されているわけではなく、細切れになった話などは読みやすいようにまとめてあったりします。議事録ではソフ倫は自分達はちゃんとしているけど、他はどうぞみたいな書かれ方をしていますがそのような事実はありません。全般に表現の自由、現行法での規制の難しさ、我々はちゃんとやってますので警察はいりません、の方向で話をしてきたと聞いております。
そんな感じです。こういう議事録はなかなか一般の方には読まれませんので、このようなブログを運営されているのは素晴らしいと思います。ご苦労多いと思いますが頑張ってください。
commented by 簡単な修正 posted at 2006/12/06 23:58
私はこのコメント内容に信憑性を感じたので改めて転載しておきますが…確かめる術はありません。
【A委員】(=竹花氏)
>携帯電話の関係について少し動きが生じてきたというご報告をさせていただきました。この研究会に出していただいた中間報告を私ども大量にあちこちに配らせていただきました。もちろん多くの議員の方々にも読んでいただきまして。はっきりいたしておりますのは、国会での議論はこの研究会が出した中間報告がベースになって行われています。そういう意味でこの研究会を立ち上げ、皆さんのご意見をいただいて中間報告をあの段階でまとめていただいたことが今の動きをつくり出したと言っても、まずそういう事実関係だと言ってよかろうかと思います。
竹花工作員宣言キタ━━━━━━('A`)━━━━━━ !!!!!というか、議員とは別に「あちこち」と記しているそれが報告書完成と同時にマスゴミがこの件について大々的にそれも画一的な報道をしたからくりだったということです。竹花の情報コントロールにいいようにやられていると。また今回の再生会議でもフィルタリングを含め波及していることが窺えます_| ̄|○
【座長】(=前田氏)
>広い意味でバーチャル社会の問題の中のどの部分についてどう答申していくかというのは今のニーズに合わせてというところがございまして、携帯もパーソナルメディアの側面ということを離れて、携帯によるいじめの問題とか、それについてより強くメンションするような部分が出てきたりとか。
まさに「いじめ」をだしにして「風潮」をマジックワードに私怨こみの表現規制を推し進めようとしていきます…orz
【F委員】(=義家氏)
>実はこういうメール等を使ったいじめというのは自分も目の当たりにしてきたんですけれども、やはりショックなんです。これ傷付きやすいからショックを受けるんじゃなくて、究極のショックなんです。それがサブアドレスとか非通知のショートメールで同時に10件ぐらい来るんですね。「死ね」、「教室から出て行け」、それが誰か分からないんですよ。それをもらった子はどんなに今まで威張っていた子であっても不登校になって学校に来れなくなったりするんですよ。それを誰が思っているのか全く分からない状況ですからね。
いじめ専門家教師暦3年ちょっとの義家氏が豊富な経験に基づき語りますw
>そういう意味では傷付きやすい子たちだからこうなるんじゃなくて、これ大人でもですよ、いきなりそれが来たらもうたまらない、そういう状況なんですよね。だから、それをかんがみて。もちろん傷付きやすいというかナーバスな子は非常に多いんですけれども、これはどんな強い子でもボロボロになっちゃうんですよね。これは教師として対応しても犯人が分からないんですよ、絶対認めないですから、これはもう突き止めようがないところなんですね。だから、そういったこの悪質性をより強く、これがどれだけショックなのかということを書くことの方がD委員(=江川氏)がおっしゃったとおり、そのとおりだと思います。
義家弘介氏も批判メールに傷ついているということですか?w
【座長】
>C委員(=藤川氏)がおっしゃるように、もうちょっとデータ的なものがあれば公開でもいいし、断定するんだとちょっと裏付けが弱いというのもご指摘のとおりだと思いますし。
自らデータが現時点ではないこと、弱いことを認めてるw
>ただ、いろいろな委員のご指摘なんかを総合すると、やはり携帯メールでのいじめ問題が現実にあることはかなりの確度で想定できるので、やはりここのところでそれをきっちりとなるべく可能な限り裏をとりながら具体的に書いていただくということでお願いしたいと。
つまりデータはなくても義家氏の指摘なんか(まさに「なんか」という代物ですがw)を総合して推し進めると…。それはいじめは存在しますよ、問題はそれがどの程度の問題かということですからってこのパターンの指摘も飽きてきました('A`)
【E委員】(=坂元氏)
>いじめの問題は統計に出てきにくいというのが問題かと認識しております。なかなかいじめられていることは人に言わないということで、陰には大きな暗数があり得ると考えたほうがよいように思われます。ここでは、いじめの問題性というのをむしろ指摘しておいた方がいいかというふうに思っております。
暗数の問題があるだけに確かに冷静な数値比較は難しいでしょう。結局のところ自殺件数が横ばいということから推定するしかないと思います(ですから私は大差ないという考え方、質の変化については知りません><)。
>たまたま昨日までスウェーデンとフィンランドに行ってまいりました。
>日本と同じような問題が生じているということでした。ただ、日本の方が3年進んでいるということでございましたけれども、同じような問題が出てきているそうです。
日本だけじゃないという国際的な視点ですね。
【A委員】(=竹花氏)
>僕はよく知らないんですが、こういう「死ね」とか、「学校に来るな」というのは難しいもしれませんが、こうしたいじめについて何らかの技術的な方法でフィルタリングすることは可能なんでしょうか、このメールについて。
竹花氏の「ぼくはやってない知らない」発言ほど信じられないものはありません。知った上で発言しています!
【F委員】(=義家氏)
>これは不可能だと思います。本人が自分のメールアドレスと電話番号を友達に教えている限りは、これはその言葉だけでフィルタリングするというのは多分不可能だと思うんですね。だから、その意味ではある一定の線引きを、強烈な線引きを1つ必要とすると思うんですね。
いや、フィルタリング会社がウェブページに関して9割以上の確率でフィルタリングできる(ている)と言っていたんだからメールだって同じ理屈で実現可能でしょうに。
>その線引きがあれば、例えば先ほどもお話が出ましたけれども、ミクシィなんていう中でもいじめが行われているんですね。あれは仲間しか入れませんから、紹介がないと。そうすると、クラスの5人ぐらいでミクシィに入れるというグループを作るわけです。その中で次に誰をいじめようとか、あるいは学校内でうわさを流すわけですよ。誰々はヤリマンだとかそんなうわさが中に入ってるわけですよ。その中で語られ放題なんですね。これはもう大人は入れないですよ、そこに。更にその中で新しいターゲットを見付けるとそのまま移動していくわけですね、一人残して。そうすると、その子は一人、誰も書き込まなくて誰も入らなくなったミクシィの中に一人残っていて、今度は別のボックスでまた新しいいじめと。
顔射に続いて公式記録にヤリマンが残されました\(^o^)/オワタ
>こういうふうにこれはもう大人の手が入らないところにまでそういう問題が進行してしまっている。だからこそ自分なんかすごく思うんですけれども、ここに出てきている学校とか業者とかの話がありますけれども、保護者の責任というものをある程度、これは勇気がいるところですけれども、明記するべきかなと、そんなふうにも感じます。
大人の手が入らないところってどうやって義家はその実態を知ることができたんでしょうねぇ、まみ経由でしょうか?w
>この間ちょっと私自身がふとした経験をしたんですけれども。車を駐車場に入れたとき、駐車場内での盗難には当方は一切責任を負いませんというのを見たんですね。それを見たとき、あ、荷物持っていこうと思ったんです。例えば契約のときにインターネットの弊害を業者が書いてあって、インターネットにはこういう弊害がありますと、この利用については保護者の責任として監督してくださいと一文入れただけでも、それは大変なものなんだなということでの意識というのは、多くの善良な親だったら考えると思うんですね。あ、保護者の責任で監督しなきゃいけないんだと。これは今は誰の責任でもないから子どもの自由に委ねられている部分というのが非常に一番怖い。ですから、その一文で責任を明記されているだけでも随分また変わってくる。
今更、己の体験に基づくなんという飛躍!ということは驚きませんし、また法律に詳しい義家に対して釈迦に説法かもしれませんがw(原則、未成年に関して親権者は保護責任がある旨は民法にも明記されていますよ。)、だいたい自称番長あるいは不良だった頃、校則など明文化された学校には通っていなかったの?それでも意味なかったんじゃないの?それに、フィルタリングのときに説明がなされていないという議論がなされていたように、契約時に一文入れたぐらいでそんな効力が表れるというのはおめでたいです。
>確かに小さなことかもしれませんけれども、そういうことの積み重ねしか今何かできないような気がするんですね。だから、この一文に誓約書に判子を押すとか、契約のときに誓約書みたいなものがあるときに、あ、保護者の責任でこういう弊害があるんだなと。責任と言われると、どういう責任というふうに人ってきっと思うと思うんですよね。だから、そういうことを業者にもお願いしながら、親と業者の誓約書、今は名前だけ、承諾書ですね、その承諾書の中で責任を明記する、親の責任として監督するんだという前提を線として示すということはある意味では小さなことかもしれないけれども、すごく意義のあることのような気がします。
で、どんな弊害と保護者に対する罰則を明記するの?机上の空論乙!
【A委員】(=竹花氏)
>やはりいじめの問題をここに書きますと、これに対してどう対応するかということについて、この研究会がどういう提言をしてくれているかというのはきっと興味深く見られるだろとう思いますので、少しいじめについての現状、それから対策についての現状、それから今後の対応について、関連のある場所にそれぞれ散りばめて書いていくように準備をさせていただきたいと思います。
前田に続き、竹花も「いじめ」をだしにする発言キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!
【B委員】(=下田氏)
>参考までに1ついいですか。手短に。群馬県では先月、生徒指導と校長、それから県警、教育委員会が集まって県内の子どもたちのネット有害発信に関する連絡協議会をつくりました。主には掲示板、子どもたちが立ち上げる掲示板遊びをモニターし、そこで悪い情報、悪質な情報に対してつぶしていくという協議会です。特に子どもたち自身が管理人をやっていますから、多くの場合は子どもたち自身です。大人ではなくて。わいせつ情報発信をしている子どもたち自身、管理人に対してこれは犯罪だよというメッセージを送り、場合によっては管理人と直接会って説得をするという試みを始めています。
>それから、その子どもたちの管理人たちを手のひらで遊ばせている業者、その業者に対しては県として協力してほしい、青少年健全育成だからこれは協力してほしい。個々の学校でのネットいじめ問題を集約して一括して県単位で業者に世論をつくってぶつけていこうということを始めました。よろしければ参考にしてください。
【座長】(=前田氏)
>メールを使ったいじめ問題が思った以上に深刻であって、それは前の段
階ではそんなに議論してこなかったんですね。それについて可能な範囲で書き込みをして、それに対して父兄に対してのメッセージ、それから一般に対するメッセージをもうちょっと出すという形で。基本的にはここはご議論いただいた中間報告を土台にしたいと思いますので、今のような補いで前に進めさせていただきたいと思います。
「いじめ」対策ということで反論ゼロ!まあ、別に良いけれどさ。
>それでは、次にゲームについてでございます。この部分についてがまさに今日本当は時間をとってご議論いただきたかったところです。もちろん携帯も大事なんですけれども、新しい部分を含みますので。これについてどんどんご意見、ご指摘をいただきたいと思います。
さあ、ここからが今回の主戦場です。要は中間報告をとりあえず纏めなければいけなかったので(坂元先生に)妥協した部分についての再戦ということです!!!
【A委員】(=竹花氏)
>これ、確かCEROの方の説明の中に、従来のレーティングに加えて18歳未満の子どもたちに見せたくない有害なものという基準を見直すという作業が新たに今年になって始まったということ。そして、それについては販売店あるいはレンタル店に厳格な指導がなされるようになっていて、販売店もそれに従った例えば区分販売だとかそうした取組が行われ始めたことについてこれは記述がないんだけれども、それは何か理由があったんですか。
【事務局】
>基本的には別紙で年齢別レーティング制度ということを紹介するような形にさせていただきました。
【A委員】(=竹花氏)
>それは特段に理由がないのであればそれは非常に大きなことで。単にレーティングをしてきたのは今までも同じようにやってきたので、それを社会情勢の変化を踏まえ、暴力表現に関する審査強化を基本とするレーティング制度の見直しを行い、18歳未満の子どもに有害な図書、ゲームについては従来よりもきちっとした表示をし、販売の仕方をするようになってきたということがそれはすごく大きな変化で発展でありますので。そういうことがないといくらレーティングやってみたところで今までどおりならばレーティングしているだけという、そんな状況が続いていたところ新たな取組が始まったということについて、対策の現状のところにもそれはきちっと書いていただいた方がいいと思いますので、よろしくお願いいたします。
こういうところが竹花の怖いところです。ゲーム業界が自主努力をしていることをきちんと盛り込むべしとこれが他者の発言ならば手放しでよくぞ言ったと誉めるところなんですが…これで目立った効果がなければ今までのレーティング同様(←いつのまにかに今までのものは問題ありと結論が…)駄目でした、だから次は警察がという伏線になっているのでは?と裏読みしてしまう(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
【G委員】(=岡田氏)
>ゲームが子どもにどういう弊害をもたらすかということですけれども。主に暴力というと肉体的暴力なわけですけれども。やはり肉体的暴力だけじゃなくて言葉の暴力もありますし、攻撃的行動全般。行動だけじゃなくて、攻撃的感情とか攻撃的な認知、それを高めるということが、後で紹介するレビューにもまとめられてますけれども、いろいろな研究で裏付けられていて。その攻撃的な認知、感情の部分が非常に重要で、ほかのメディアの影響も相まって攻撃的行動を引き起こしたり過剰な反応を起こしやすい土壌をつくるという部分で関係しています。そういう敵意を抱いて人間に接する、あるいはスケープゴートを探したり、誰かをターゲットにして、そしてそこで快感を得ることで自分がちょっと救われるような攻撃的な認知とか感情を生むという部分も非常に重要だと思うんですね。
>それと同時に、援助的な行動を低下させるということも1つ確立されてきている部分で。いじめがどんどんエスカレートして深刻化する背景には誰かがターゲットになったら誰もちょっと手が出せない、手を出すと自分もターゲットにされてしまうということでそれでどんどんその子が孤立して深刻な状況に追い込まれていくというところがあるんですね。だから、援助的な行動、困っている人がいたらそれを助けるということが抑えられてしまうという、そういう影響も従来の研究で言われていることなので、ぜひそれは盛り込んでいただきたいなと思います。
はいはい、脳内汚染脳内汚染と読み進めていたら、ここでも「いじめ」利用キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!
【E委員】(=坂元氏)
>援助行動を低める、攻撃性を高めるということでいじめにつながるのではないかということですが、いじめそのものがゲームの暴力シーンによって起こっているという研究そのものは、私はまだ見たことがないんですけれども、そういう暴力性の高まりとか援助行動の低下がいじめにつながる懸念があるという、あくまで懸念ということであれば、慎重な形であれば書いてもよいのかというふうに思います。
坂元先生最高♪いじめの御旗をゲーム悪影響論に利用しようという姑息な企みを一言で切り捨てました。坂元先生が言うところの「見たことがない」=「ない」と同義ですからねw(少なくともゲーム研究に関しては)
>もう1つ、これはよくテレビの方で言われてきたことで、脱感作理論というふうに言うんですけれども、激しい暴力がメディアの中ではあり、人が人に暴力を振るうことに慣れてしまうという議論があります。これがいじめの傍観者を作るかもしれないという可能性が指摘されることがありまして、これをむしろ懸念として指摘できるかもしれません。
この単に否定するだけでなく近接の研究を親切に指摘する辺りも坂元先生の社会心理専門家としての良心でございます。バランス取れすぎ以下まさにメディア研究の説明が続きます。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
>ゲームの特性により子どもが暴力行為等を行う危険性が高まることというのと、暴力的なシーンにより子どもの攻撃行動等が促進されうることが実証されつつあることというのはあえて分けなくてもよいかと思っております。すなわち、前者は理論的というんでしょうかこういう可能性があるという話で、後者はそういうデータがありますよということであり、その議論の流れは同じ方向で、統合していいかというふうに思っております。
何度も記しますが坂元先生は元々メディア影響(ゲームの「悪」影響も)それ自体は否定していません、否むしろ世界的な研究結果を踏まえて肯定しておられます。しかし、影響「力」の部分について過大に見積もることに対して強く疑義を呈しておられるとそういうことです。
>むしろ先ほどG委員(=岡田氏)から理論のところをもっと詳しくというお話があったのですが、私はむしろこれは学術的なものではないということもありますし、これは本当に書き出しますと詳しく書かないといけないことになります。例えばカタルシス理論というのはむしろ暴力性を低めるという方の理論でございまして、これが全体でどういう位置付けになるかということがありますし、それから、社会的学習理論が暴力を模倣することとなっており、これはいいとしても、認知的新連合理論には暴力的な考え方になることというだけではなくて、いろいろな理屈がございます。ですから、そういうことをやりだしますと細かくて、一般に向けて出す報告書には不向きで、むしろ様々な研究が進んでいるというようなことだけ簡単に書くのでも私はよいかというふうに思っております。
影響の「存在」を認めることと、その「力」の大きさ、それが「善か悪か」という問題は全くの別問題です。この点ベクトルを念頭に置くと分かりやすいと私は思います、ベクトルは大きさと向きを抜きにしては結局のところ何も語れません。
>それから、その次の段落で、遊戯する子どもの性別によって影響の方向性や大きさが異なるとありますけれども、実は性別によって効果が違うということは現在のところ若干ですがあいまいなところがあると私は認識をしております。ですから、特段の必要性がなければ、除いておく方が無難なのかと私は思っております。
で、結果的に何も確かなことは言えないのだから除くべし(坂元先生は無難という言葉遣いをされますが)というのが結論となるわけです。
>次に、細かいところで大変申しわけないんですけれども、「眼精疲労や視力の低下が見られることや、集中力等が低下すること」というふうにございますが、一般的にゲーム遊びをすることによっていつも集中力が低下する人間ができるという研究知見については私は余り知らず、ゲーム遊びで疲れたために、その後しばらくきちんとした仕事がしにくいということなら、認
識がございます。ですから、この集中力等が低下するという文言の集中力の前に、例えば「ゲーム後の活動において」を入れておきますと私も賛成できるということでございます。
この留保を入れたらそれこそ読書だろうが勉強後だろうが何でも成り立ちえます、意地悪いな~坂元先生w
>それから、次に「他者との対面でのコミュニケーションの機会が著しく損なわれ、社会性が低下すること」とありますけれども、今までの研究では、社会性の低下については実証が強くないということがありまして、ここは、オンラインゲームが今後普及していくことに伴って非常に長い過剰利用が生じたときにこの問題が懸念されてくると了解しております。そういうことからしますと、今の文章では、著しく損なわれというのがもうゲーム遊びから必然的に出てくるような感じに読めるのですけれども、これは例えば他者との対面でのコミュニケーションの機会が著しく損なわれた場合、社会性が低下することという表現であれば私も許容できるかと思っております。
「オンライン」ゲームの過剰なプレイがもたらす悪影響については以前纏めて置きましたとおりです。
>次に、「一般的な保護者とは子どものゲームの遊戯時間を把握しておらず」とございますけれども、それを把握している保護者もいると思っておりまして、一般的というのは少し強すぎる感じがしております。「子どものゲームの遊戯状況を把握していない保護者もおり」というくらいでどうかと思います。
すごい細かい訂正とはいいつつ、あいかわらず根本的な修正を迫っています!最高♪全肯定に近い一般命題を部分肯定命題に訂正してしまいました。
>それから、地方公共団体のところで、「しかし」とございまして、「これ以外の暴力的なゲームについての社会的な関心はあまり高くはない状況であり」とありまして、これはGTAⅢ以外のものに対する関心がないということかと思いますけれども、実は関心そのものはあると思うんです。有害図書としての個別指定はされてないとしても、関心はあるというふうに思っております。それから、団体指定の措置、すなわち、CEROのレーティングで18歳以上のところを団体指定しているところもありますので、少し表現を工夫する必要があるのかなというふうに思っております。
>それから、「こうした危険性については、保護者や学校等においてしっかりと認識が共有されておらず」とありますけれども、これは先ほどのC委員(=藤川委員)の話と少し通じるかもしれませんが、
学校についてはやはり問題性はあるというふうに認識はしておられるんだと思います。対策がなかなか進んでいないということはあろうかとは思うんですけれども。少し表現の工夫の余地があるかというふうに思いました。
この「それから」、「それから」で結局あらゆる部分に訂正を迫る坂元先生の勇姿は表現の自由に関心ある人間ならば長く長く語り継ぐべきです。
【H委員】(=玄田氏)
>手短に。G委員(=岡田氏)とE委員(=坂元氏)の話に関連して。報告書全体への提案なんですけれども、私はこの素案の脚注が比較的豊富なところは大変好感触に思っております。つまり、こういう議論に対して印象論ではなくいろいろな様々な事実に基づいて議論しているんだということを示すことはとても大事だと思います。
>やはりちゃんと研究があるんだ、そういうことを踏まえて議論しているんだと。また、場合によってはこのゲームが暴力性に与える影響というのはいろいろな角度から様々な意見もあるんだということも含めて脚注かアペンディクスできちんと書き込む方が、むしろこの報告書のパワーといいますか説得性を高めるのではないかなという、スタイルについての提案です。
\(≧∇≦)/ キャァ♪玄田先生見直しました!この委員会について中立的、論理的立場を表明するということ、それも坂元先生の長い説明の直後に表明されたということ、もうそれだけで十分です!ちなみに今回の議論において玄田氏は全体的に客観的なスタイルwに戻りました(覚醒した?)。
【D委員】(=江川氏)
>ゲームに関しては業界の方のいろいろな審査があってそれにパスしないと普及できない。その結果非常に問題のあるものを売るのはごくごくわずかになっているというこの実情、取組の結果こうなったというプラスの情報も入れておいた方がいいと思うんですね。というのは、このあとのこのアダルトコミックの問題も、こうやれば業界団体の努力によってある程度効果は出るんだということが言えると思いますし。それから、ゲームに関する業界以外の方がこれを読んだときに1つの参考の事例ともなると思うので、やはりそのプラスの情報も入れておいた方がいいのではないかなということと。
プラス情報も盛り込めという点はいつもの江川さんなんですけれど…ことアダルトコミックに関しては('A`)
【I委員】(=小林氏)
>先ほどのE委員(=坂元氏)や、それから前回の議論がメインで、特に問題があるからゲームにのめり込むのか、ゲームにのめり込むことが社会性を失うのかという因果関係の問題という非常な問題がありました。それに尾を引いているところあるかと思いますが。対策をとることが必要であるということで「ゲームが子どもにもたらす弊害についての子どもや保護者の理解が深まるよう、ゲームに関する家庭や学校における指導を強化すべきである」と出ていますが、結局ここだけ読むと何なの、誰が何にどの程度のことを言うのというのが今一つよく分からなかったんですね。そして、それはどうしてなのかなといえば、やはり先ほどから出てくる実証的な研究でどこまでのことが言えるのか言えないのか、そこら辺のところが今一つよく分からないからだと思います。特にここにある子どもにもたらす弊害について理解が深まるようにというような書き方をしているんですけれども、このゲームをやることでどうなるのか、少なくともまだ結論は出ていないにしてもどうだということを教員の方とか保護者も分かった上で説明しないと、ゲームはだめだと言っても子どもたちは理解できないと思うわけです。そこのところの流れですね、今までの前半の部分と、それからここの誰に何を言うところまでを指導すべきなのかという流れが、もう少し説得力があるといいなと全体を読んでいて思いました。
小林氏\(▽ ̄\( ̄▽ ̄)/ ̄▽)/ヤッタァー!! バンザーイお見事としかいいようがない。社会心理の専門家と統計の専門家が足並み揃えば何も怖いものはありません!相関関係と因果関係は別物です><
【C委員】(=藤川氏)
>少なくとももっと調査研究をした上で対策をとっていかなければいけないという慎重な書き方にしていただければと思うことと。その1つの方向として子どもをいっしょくたに見るんじゃなくて、ヘビーユーザーに特に注意して考えていく必要があるんじゃないかという可能性を示唆する、そんなあたりもご検討いただければありがたいと思います。
藤川先生も(*^ー゚)b グッジョブ!!元々中立的スタンスであられたことはこれまでも記してきました…ただ弱いということと、圧倒的に出席が少ないというだけでヽ(`Д´)ノウワァァン!!
でこの我が軍wの圧倒的なまでの攻勢に…