No Diagnosis
コーチングはクライアントさんのどこか「悪い」ところを修正して、改善するわけではない。
コーアクティブ・コーチングは「問題解決」は目指していない。
そこら辺は肝に銘じているつもりだが、ともすると
「この人の課題はこれではないか?」
と言った「見立て」を持っていることがある。
しかも、ほとんど瞬間的、半無意識的に。
「doctor」と「client」になった瞬間にそれは違うものになるのだ。
それの何が悪いのかって?
クライアントさんの役に立てばいいじゃないか、というのもあるだろう。
問題は「見立て」をした途端に、コーチの意識や好奇心が
「改善策」や「それを治すための仕組み」をholdすることに向かい、
クライアントそのものに向かなくなることなのだ。
そうして、「課題」の周辺をコーチとクライアントが廻ることになる。
そして、それはコーアクティブコーチングの目指すところでは・・・ない。
本当に動かしたいのは大きな主題。