グレムリン or サボタージュについて
グレムリン(もしくはサボタージュ)はコーアクティブ・コーチングで用いられる
心理学的モデルの一つだ。
人が何か変化をしようとした時に
「そんなの無理、無理!」
「やってもムダ!」
「そんなことしてもし失敗したらどうする?リスクちゃんと考えてるの?」
とか、ココロの中で変化に抵抗する声がささやいてないか?ということだ。
この声をグレムリン(もしくはサボタージュ)と呼んでいる。
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この概念自体はナラティブやSFAに見られる「外在化」の一手法と
考えることもできる。
が、最近自分の中で降りてきたこと。
「大きな主題が動かない限り、グレムリンは現れない」
どうやらコーアクティブコーチングで言うグレムリンは単なる手法として
登場しているわけではないと感じている。
時たま
「自分にはグレムリンいないから」
という人がいる。
確かにいないのかも知れない、現時点では。
が、一つ言えるのは、コーアクティブ・コーチングで言うところの
グレムリンが本当に意味を持ってくるのは、自分の人生を
動かそうとクライアントの方がコミットした時だ。status quoを
維持するだけの人生ならば、そこにはグレムリンは生じない。
自分自身のクライアント経験を通じてもそう思う。
「じゃ、人生は変化を追い求めるべきものなのか?」
「現状維持の何がいけないの?」
こんな声も聞こえてきそうだ。
そういうことではないのだ。
ここで一つポイントなるのは、「大きな主題」とは何か?ということ。
そこについては機会を改めて述べたいと思う。