暦は小雪に入りましたが都会の紅葉はほんのり

日差しがあるとポカポカ陽気です

庭園美術館での能公演がありました



屋外での舞台が本来の姿ですから古えを辿る

良い機会になりました

〜小鍛冶〜白頭の小書 喜多流では初めて拝見

刀鍛冶に乗り移って刀を打つ稲荷明神

シテの狐足の所作が愉快で眼目です

能役者の身体能力にいつも感心させられます



年内で改築の為最後の公演は〜青衣女人〜

新作能で中々拝見出来ずにいました

東大寺修二会の二月堂を再現した舞台

三人の参籠衆の声明が朗々と響いていました

作り物に糊こぼし椿があしらわれ趣きあり

お水取り能で前に見たTV中継の内陣の映像が

想い出されました

個人的には女人の衣の色合いか関心事

昔は青は緑色だったと聞いた事があり

縁起絵巻も緑衣の女人が描かれていました

前シテの衣は緑がかった深い藍色合いに

見え不思議な趣きでした



霜月晦日を境に気分は一気に年の瀬に

朔風払葉〜木枯らしに冷たく吹かれそうです

穴埋め寄植えですが葉牡丹を上手く年越しが

できますように〜