皐月も晦日に近くなり紫陽花の彩り

彼方此方ーおちこちから集いのお誘いが

増えました



イギリスからはチャールズ国王祝賀菓子を

お土産に頂きました

甘さが柔らかいショートブレット

やはり紅茶によく合いますね

京都からは烏羽玉〜初めての味わい

和風アフタヌーンティーを何日も愉しみ感謝



烏羽玉菓子の由緒にひかれました

茶花になるヒオウギの種子を型取ったと〜



図鑑で見ると確かに黒々とした小玉

古来からの枕詞〜ぬばたま〜の語源でした

ゆかしい古歌が沢山あり古人の美意識に感心

ヒオウギはアヤメ科で華やかな彩りですが

自然園の菖蒲を檜扇菖蒲に見立て一服



〜ぬばたまの夜のふけゆけば久木生ふる

清き川原に千鳥しば鳴く〜万葉古歌


時節一度の出番で菖蒲型を使いたくて落雁

烏羽玉が何とも愛らしいです

濡れて光る漆黒の実には魅了されますが

G7ニュースに見え隠れした歌舞伎一家事件

痛ましく人の心の闇は計り知れないと沈痛

亀治郎時代にロンドン公演があり

~かさね~の女形が素晴らしく感動しただけに

これで終わりは余りにも惜しいです

世界中一寸先は闇が続く状況ですが〜



コロナ禍は咲かなかった大山蓮華

何と四輪も花を愉しみました

でも開花すると一気に萎れる短い命の茶花

だからこそ愛おしいのでしょうね