白萩が咲き乱れていた国立劇場
1966年のこけら落としからもう半世紀余
歌舞伎、文楽と沢山愉しませて貰いました
いざ建て替えとなると残念な想いありますが
数年後は新しい商業施設として再出発らしい
単なる箱物のビルでは無く趣きのある劇場に
なって欲しいですね
義経千本桜で菊之助が立役三役を勤め上げ
菊花開く候に相応しい活躍でした
伏見稲荷の初音鼓が発端となり歌舞伎の
ケレン見や歴史的~ I F ~を存分に取りいれ
様々な背景で見応えあり愉しめました
大物浦の知盛は春に仁左衛門の一世一代の
知盛に感動したので興味津々でした
菊之助も豪快な入水の修羅場でした
櫻満開の吉野山中の道行初音旅など
白狐のしぐさが愛らしくも為所が多くあり
静御前が打つ初音鼓に黒御簾から美しい鼓音
おもわず耳を澄ませました
長い演目ですが通し狂言で観劇すると
より歌舞伎の面白さが増した気がします
これからも国立劇場では通し狂言をして
欲しいですね
〜菊華の妙〜 暫くは吉野山への旅などに
想いを馳せましょう