京都の暑さ覚悟で大文字送り火能に

蝋燭能の風雅に魅せられ二回目ですが

前回はまだコロナ禍前でしたし新盆の

弔いの大文字送り火でした



善知鳥 うとうやすたか〜この文言が印象的

殺生を生業とする猟師の成仏出来ない悲哀

片袖や笠が象徴的で猟師親子や善知鳥親子も

引き千切られる悲劇的で凄惨な雰囲気です

いずれ親子は別れねばならない仏教の教えが

感じられます



ロビーに白蝶紋の長絹、弔いの衣ですね

金剛宗家のカケリなど流石舞金剛で

善知鳥に苛まれる激しい所作など見どころあり

作者不詳ですがとてもドラマティックでした



お隣の護王神社は猪が祭神で足腰の守護神

手水の猪を撫ぜてお詣りしてきました

演能後突然の雷雨でずぶ濡れに

慌ててタクシーに乗り新幹線へ向かいました

大文字火入れは遅れたようですが〜実施され

きっと諸々の御霊の想いが通じたのでしょう



近くの和菓子老舗の京都本店に立ち寄り


お庭眺めながら一服


秋は足踏みですが穏やか秋日和が待たれます