大暑の夜明け ようやく夏空です
朝焼けごろは朝顔も佳い容姿ですが
陽がさすとどんどん萎れていきます
花の命は短かしを実感‼️
桐始結花の侯ですが桐花に中々出会えない
とても日本人に馴染みの意匠ですね
Kew Gardenに桐の大木があり薄紫の花々が
此の時節 豆っぽい甘く強い香りがしていて
いつも懐かしい想いに〜
The Last Bus -君を想い、バスに乗る~
イギリスの景色に惹かれて観たロードシネマ
90歳のトムがスコットランド最北端の村から
最西端のランズエンド赤印まで路線バスを
乗り継ぎ1350キロの壮大な旅を決行⁉️
イギリス本土縦断をしかも無料パスで
その発想がユニークです
道中の出逢いや出来事はこれが分かり易い
ランズエンドは亡くしたばかりの愛妻との
出逢いの地で幼児を亡くした哀しみから
逃れるように本土の最北端へ移住し半世紀
バスの進行に合わせて若い二人が投影され
謎が解けていく巧みな手法
様々な人生模様があり現代イギリスの
差別や格差などの現状も納得させられます
多様な人種、民族、宗教の人達が共に暮らす
確かに人間の坩堝のよう、ウクライナからの
移民の家族とのエピソードも今の世情を
映し出していました
東京から鹿児島までの距離を路線バスで行く
謎の老人は段々時の人になっていく面白さ
何げない優しさや善意でランズエンドに〜
SNS拡散で知り大勢の人々の拍手に迎えられ
ランズ岬の突端でメアリーの遺灰を散骨し
愛妻との約束を果たすエンディングは感動的
思わず泪ぐんでしまいました
余命僅かのトムの人生を歩んだ心地でしたし
高倉健の~あなたへ~を想い出されて
やはり海は人が還る処なのですね
在英中コーンウォールのトーキーに滞在
ランズエンドを訪れ最西端の記念証明書を
貰いましたが見つからなくて残念
ロンドンからの汽車旅でしたが海岸線は
ひと駅ごとに海水浴場が〜伊豆の海辺みたい
デボン州はクロケッドクリームの産地
いつもクリームティーを味わってました
今日はスコーンを焼きたい気分です
そして長年の想いを叶える旅を妄想します
最北端から最西端へのEnd to End は無理
だけどローカル鉄道旅がいいですね
此のところの感染者激増には気が滅入り
ますが〜机上の旅になりませんように
祈るばかりです