室町時代から江戸時代にかけての100年
あらゆる分野の美術品が勢揃い!!
あらためて天下人が闊歩した時代の息吹を
感じさせ魅了されました


拝借した画像ですが 上杉本洛中洛外図 
初めての対面、金泥の雲が画面を埋め尽くし
華麗でいて京の都が繊細に描写された国宝
狩野永徳が描がいた室町時代と変わらない
神社仏閣に改めて千年の都の奥深さに
感じ入りました


対極な松林図 等伯は何度も観てますが
翳む松林の奥に漂い吸い込まれそう〜
この時代ならではの多様な美意識ですね

絵画や工芸品等々切りが無いのですが
茶道具には眼を奪われました
油滴天目はじめ志野焼卯花垣や山の端や
朝鮮からの大井戸、斗々屋や蕎麦茶碗など
茶人達の審美眼に想いを馳せました

画像の彩りが濃くなっていますが
印象的な赤楽で銘は加賀
本阿弥光悦から仙叟に贈られたと〜
武将が競って茶道に励んでいた時代
仙叟は加賀前田藩の茶頭になり
金沢に茶道や工芸などを普及させました
それが現代にも引き継がれています
大樋焼もそのひとつ
偶には好みの一碗で一服しましょう


大樋15代の年郎時代ですが飴色の景色が
気に入ってます
古帛紗は菊通し
主菓子 万寿菊と初霜侘助 

桃山100年の余韻を楽しみながら
久々に濃茶を練りました