立春寒波の連休、都心でも風花が舞ました

寒さに縮こまっていた河津桜、めげずに
紅を覗かせています

きぬきさらぎ 如月は訃報が多い、法事の
合間にご当地フィルの演奏会へ〜

応援したいので行きたいのですが久しぶり!
マーラーのリュッケルトの詩による歌曲
〜あなたの手にゆだねた!神よ!生と死は 
あなたの手中に真夜中に!〜歌詞が心に響き
身に沁みました

雪曇りに小鳥が羽を休めています
如月膳は故人のよすがを偲んで夜咄

百合根と枝豆御飯、焼葱霙汁、柚子釜

蓮蒸しは故郷の味、牛蒡八幡巻、菜の花
茶事の夜咄は和蝋燭の仄かな灯りだけで
しみじみ語り合いとても心に叶う静謐さに
あふれています
13、23回忌を終えこれから33、47回忌も
控えています、あらためて歳月の流れに
驚かされます
その如月の望月の頃と詠った西行忌
28日は利休忌!!
確かに忌日が多い月ですね
利休が愛しんだ家隆の和歌
   花をのみ待つらん人に山里の
      雪間の草の春をみせばや

茶の心を最も表現する詞と謂れます
やはり銘は 雪間の春 にしましょう

先週出かけた兼六園の旭桜、添木が痛々しい
利休の心に反して開花が待たれます 苦笑

1914年紀行家のシドモア女史が掲載し
日本で一番美しい桜と絶讃した旭桜!
この写真を見て以来憧れてきました
一度枯死しましたが、ひこばえが
二代目として大桜に育つている!!
この春には何とか出逢いと切望しています
シドモア女史については、また桜の候に
記しましょう