よく通っていた能楽堂が銀座の商業ビルに移転やつと訪れることが叶いました 能舞台は移築ですから、懐かしいのですが見所は少し狭く全体にコンパクトな空間にー

でも 卒塔婆小町 を堪能しました これまでも何人かの演能を観ていますが乞食にやつれ果てた小野小町と脇僧との小気味いい問答は秀逸朽木の卒塔婆に腰かけているのを咎められ、我も埋もれ木なれど心の花のまだあれば〜など丁々発止、卒塔婆は仏体なりと強化する僧をやり込め、本来無一物の真意が説かれています シテ大槻師は新しい試みをなさる方、まずシテが登場する 小書一度之次第も印象的、深草少将の無念の百夜通いの狂乱の様もどこか透明感ありサラリと感じ入りました 何よりも源次郎師の小鼓の音色に魅了され満足人間国宝祝賀能に出逢えて幸いだした それにしても炎暑!でしたが1陣の涼風に吹かれた心地になりました
街中は身が危険になる炎暑!思わずアイス 銀座余情や余韻は溶けてしまい〜苦笑