日本のIndianSummerの冬の蒼空は観光資源だと
思いますが、北欧などは老婦人の夏というらしい
今頃のイギリスは朝8時でも暗く、3時過ぎには日暮れ!
冬時雨がちの天候を想いながら「日の名残り」をー
原作は未読ですが、もう10年以上前に公開された時
映画は観ています
先日インターヴューを見て、この映画や作者の創作手法
現代社会への警鐘の考えを知りました
文学は互いの壁を越えて理解するためのものと
ノーベル賞演説でも述べていましたね
ブッカー賞を受賞し、もっとも英国らしい文学作品との書評ぐらい
しか知らず、映画は主演のアンソニー・ホプキンズと
エマ・トンプソンに関心ありで見たのですがー
執事の回想に英国貴族の伝統的な日常が体現されていて
作者の想像だけではない豊富な取材があったと実感
2度の大戦を挟んだ英国の近代史は面白いですね
貴族社会が衰退し記憶と忘却がテーマのひとつ
個人にかかわらず、国家の歴史とみていくと
現代の紛争など様々な問題をはらんでいますもの
「恨」を忘却せず交渉の切り札に多用するのもー
忘却しがちな日本人も要注意ですね
映画の細部の記憶は薄れていてもう一度観てみたい!
日本には5歳までで英国育ち、日系といえるのでしょうが
家庭では小津映画をみたりごく日本的な暮らしだったとー
多分日英を第三者的な視点で理解できるのかと想像します
映画つづきで、これもケネス・ブラウがポアロを演じるので
公開すぐに見ました
彼はトンプソンの元夫!共演したシェイクスピア映画も見ました
個性的な俳優ぞろい、嘆きの壁の前でユダヤ、アラブ、キリスト
3者をならべ追求するポアロの見事な采配から始まる!
なにか象徴的でした 東欧の雪深い山中の映像が美しく
何度も再現されている作品ですが、謎解きの面白さは新鮮
時間があれば興味に任せて忙しく出歩きーで
大掃除は後手後手ーあーあー