第62候は「熊蟄穴」   くまあなにこもる  寒気団到来!

でも冬場だからこそ美味なるものもー

今年の漢字は「北」  北海道産の生牡蠣!

ロンドンではあちこちにオイスターバーがあり

スコットランドのロックオイスターと白ワインで味わうのが

ロンドンでの冬の愉しみのひとつでしたね

最近では日本でも見かけ嬉しいですね

紅玉が出回るようになりタルトタタンも冬の菓子

一度は寄るこのカフェのは、あまり甘過ぎず良い味わいです

紅玉を買いましたので作りましょう、紅玉はすぐ傷むので

ここ何日でタルトタタンに仕上げなければー

味覚だけではなく冬の夜の愉しみはオペラやコンサートなどー

なかなか夜入りの時間が取れないのですが、念願の演奏会!

ゲルギエフ率いるマリンスキー歌劇場管弦楽団

2007年ロンドンシンフォニーの首席指揮者となり

マーラーチクルスをー何日もバービカンまで通い堪能!

帰国寸前まで聴いていた想い出があり10年ぶりの再会!

日本でも人気があり超満員で聴衆の熱気も大変なもの

コルサコフやショスタコーヴィッチは彼らしい曲目でしたし

ベルリオーズの「幻想交響曲」は情感にあふれ圧倒的な

サウンドで心を鷲づかみにするような閃きのある演奏で

指揮ぶりも心に訴えかけるものがありました

標題の病的で激しい想像力をもつ若い芸術家の奇怪な夢は

最終章で高潮にたつするー何だか泪ぐんでしまいました

彼の指揮ぶりを想い起しながらー聴いているCD

現代指揮者のなかでカリスマ的存在!

指揮棒を持たず手先での指揮(持ってもマッチ棒ぐらい)

その繊細な動きにはいつも魅了されます!

胸に手を当て小走りにステージへ、10年前と同じ若々しく

格別のオーラに溢れていました

楽団員が退場しても一人ステージへ登場し手を振ってくれてー

モスクワ生れのオセット人でソ連崩壊や北グルジアとの関係

いろいろ難しい環境もあったと想像します

時には人道的政治的な発言もあり注目されますが

激しい情熱と優しさもある稀有なる音楽家のひとりですね

至福のひと時が過ぎた夜半、ホール前では

XmasTreeが瞬いていて素晴らしいXmasプレゼント!でしたよ