半世紀ぶり!ぐらいの平等院鳳凰堂
今年の紅葉狩は宇治からはじめましたが
やはりすこし時期が遅いようでしたね
散り紅葉も風情ありですが、櫻同様見頃を合わせるのは
なかなか難しいです
大修理を終えた鳳凰堂の阿弥陀如来、内陣に入り
見上げるようにお参りでき感激でした!
雲中供養菩薩像52体とともに定朝佛が現存している!
藤原頼道等平安貴族の浄土への憧れや美意識に感服
鳳凰館でまじかに展示されていた梵鐘、鳳凰一対
横笛や笙を奏で舞う雲中供養菩薩など繊細で美しく
暫く見とれてしまいました 浄土教美術の頂点にありますね
宇治川はかなり流れが速くて開けています
川向うにはやはり世界遺産の宇治上神社、拝殿や本殿は
最古の神社建築で国宝なのですね
鳳凰堂とは対照的な簡素な趣でとても静かでした
祭神が悲劇の皇子菟道椎郎子(うじのいらっこ)や天皇
由来を詳しく知りたいものです
宇治橋の畔には紫式部像、源氏物語や宇治川の先陣争いなど
文学作品や歴史の舞台で興味深いです
隣駅黄檗山萬福寺も大きな伽藍がある中国風で日本最古の
布袋尊があり、回廊からの紅葉もよく映えていました
宇治は菟道とも記されていました
茶壷を記念館で見てきましたが、いまも茶家へ茶壷道中を
でも宇治茶の元祖争いもあるようで、隣同士で悪口をー
折角の極楽浄土の土地柄なのにね
宇治から京都へ紅葉狩はつづきましたが次回にしましょう
「冬時雨 菟道の泊りや散り紅葉
流れをとどめて染めにけるかな」 みみ菟