紅葉葉に出会うと初冬の風情を感じます
でも昨日の立冬は小春日和でした
そして今日は亥の日で、茶暦では炉開きです
中国の故事よりと聞いていますが、亥は陰で水を表し
火を除ける意味から、炉や炬燵などを出す習慣があるとー
今はスイッチで済ませますから段々知られなくなるかもー
風炉を終い、炉を開く霜月は茶道では新年にあたります
久しぶりに一文字でお一人様懐石膳
時々切らないと上手くいきませんね
汁は里芋、向付は名残の筆柿鱠
炉開きの器など道具には織部を使うのが約束と聞いています
椀物は蕪蒸し、毬栗揚げや薩摩芋素揚げ
鴨の鍬焼 ジビエが美味しい季節ですからー
茶事の献立はなかなか難しい、本来は色々と趣向を考え
主役の濃茶!を美味しく喫するための懐石
その塩梅が為所で面白味かもしれません
口切茶事は愉しみの多いものですが、亭主は茶壷を封切から
はじまって段取り数多で緊張するものですよね
昔のお仲間からもう最期かもしれないので是非と誘われましたが
正座が難かしいので、残念ながら辞退しましたーあーあー
せめて炉開きの主菓子「亥の子餅」で慰めの一服です
ニッキ味ですが可愛いうり坊にしたかったのに、黒々にー
ご朱印帖をみたら、25年に京都のご護王神社にお参りしてました
和気清麻呂が200匹なイノシシに助けられた由来で猪像があり
足腰の守り神でした!亥の日、亥の刻に亥の子餅を食すると
ご利益があるそうです