八月は広島、長崎の原爆投下に始まり

終戦記念日と鎮魂の日々が続いています

もう72年! 幼児期の微かな記憶でも

この日の出来事、ギラギラと照り付ける一本の道に

人の姿が無くなり、急いで家に帰りると

沈鬱な祖父母の顔がーいまも鮮明に覚えています!

玉音放送があった直後だったのですね

田舎にいて戦災の被害など知らないのですが

あの東京大空襲や終戦間際の特攻隊の映像を

観るにつけ、いかに無謀な戦いを引きのばしたのか

言葉を失います、今新しい資料で放映された映像

「インパール作戦」 命令を下した上層軍人たちは

営々と生き残り、累々と屍となったのは兵士だった!

 

世界では形を変えながら紛争が絶え間なくーあり

日本は歴史から学ぶべきこと多いはずなのに

なにかが少しづつ変貌しているような危惧が

次の世代に禍根を残さないようにと

願うばかりです    多くの御霊に合掌

 

この夏は近親の新盆ー施餓鬼供養をいたしました

始めてなのでわからないことばかりでしたが

焼香のさい施餓鬼幡をお米のなかに立てる!

宗派によりいろいろのようですが、地獄の餓鬼鬼に

施しをする菩薩行と聴きました

何年経っても、逝った人を供養する気持や行いが

大切なのだとしみじみと想いました 

神仏習合の習わしは日本人の原型のひとつ

無意識にさまざまなことをしていますもの

こんな日にお祝いごとで気が引けますがー

戦争の記憶がまだ残存している世代の

米寿の祝いをいたしました、10年前のお祝い着がー

還暦が緋、その後は紫、米寿は黄色と書いてありましたが

紫着で代用です!

鯛の塩釜、丁度良い大きさがなく「いとより鯛」ですがー

おめでとうを言い合いながら、すりこ木で割るのが

愉しい一品です

子供がえりしつつあるので、多色のクレヨンが

何よりのプレゼントとなりました 

黄色着の代わりに、栗いりの茶巾絞りで一服

この夏は人の生死を想うことおおい日々でした

ひとりで出来ることは些細ですが、何事も風化させないこと

佳きことも悪しきことも、しっかり背負っていく覚悟かなー

明日は五山の送り火、大文字を眺めたいと想い

出向くつもりです