朝の那智山、夜来の時雨が峰々をー

那智滝も山霧に覆われている!

那智大社扇祭りの火祭りの朝、BUSの運転手のアドバイスで

9時には那智滝の参道に到着し場所取り開始

でも火入れは午後2時、5時間もある! やれやれ

なんとか時間をやり過ごしてーー途中かなりの梅雨雨でしたが

始まるころには上がりましたー滝の神さまのご加護かな

まず松明、神官たちが那智大社から飛龍神社へ下ります

種火のような火が登り下りー

火を目にすると浄められる予感がします

12本の大松明が赤々と燈り御滝参道を登っていきます

ぱちぱちと爆ぜる音、熱気が驚くほど真近で顔がほてりました!

参道を行きつ戻りつし、松明が振られると火の粉がー

舞い上がります、報道陣席の対面の場所にいましたが

参道中段あたりが死角! 社殿の熊野十二か所権現を

扇神輿12体にうつして那智の滝へと渡御するのを

やはり12本の大松明が炎を乱舞させながら迎え

神輿を浄めるのがこの神事のクライマックス

見切れたのは残念ですが、松明火に人も浄められるを

体感し、この神事に参列叶っただけでも善しですよね

前日より水量が多い滝、12本の神輿が勢ぞろい

確かに御滝の姿そのものに見えて彩りも華麗です

最期の神事や御田刈式の舞、ススキの傘がユニーク

那瀑の舞は、日を模った扇を振りかざして滝に正対して

捧げるもの「~塵も残さず神風ぞ吹く~」 御幸歌が印象的

やはり日乃本の国の神事で原生林に囲まれ自然の

万物の生成を祈り神も人も浄められ蘇る古来からの

祈りのかたちだと感じ入りました

待ち時間のほうが遥かに長がーい参列でしたがー

不思議に満足感あり!

大松明に浄められた御滝神輿がまた大社へ還御

神役、氏子たちの顔にも安堵感がありましたーお疲れ様!

外国人の姿も多く、あのススキの傘ではしゃいでいました

洒落ていますね、なにか八咫烏に似ているようなー

被って写真撮ればよかったかな  笑

神威八紘の御滝の姿を目に焼き付けてー

今回は親族の新盆なので、あの松明火は霊送りのようで

全て自然に還る想いと安堵感を覚えました

明日は熊野川の川下りの予定で那智山を

後にしましたが、いつまでも心に残る御山ですね