京都五山送り火、中継の間、大粒の雨が降っていました
火床に火を入れるところから見られるのはTVのお蔭ですね
赤松の護摩木や添え木と言っていましたが、大雨にも負けず
赤々と燃え上がりました!
一昨年、金剛舞台で蝋燭能を観て、御所で「大」を仰ぎ見ました
最終新幹線で帰る予定であわただしく、いつか五山の大文字を
全部ゆっくりと眺めたいと想っていました
祖先に想いを馳せ、供養するという祈りの心
京都だけではなく日本各地で営まれています
精霊流しも風情を感じさせ、死者の魂が
川面に漂っているみたいー
終戦記念日の次の日というのもめぐり合わせ妙ですね
TV番組らしく点火にあわせて、立華供養のパフォーマンス
百日紅の枝が見事、そして秋の草花が素敵でした
関東地方も台風接近で大降り、送り火は明日にしようかとー
でも京都の雨にもめげずの送り火をみて、やはりお送りしました
あり合わせの送り火膳、好物の茶粥には大徳寺納豆
夏野菜の天麩羅ーいつもお惣菜風!
供物の一服は、ぜんざい!になりました 苦笑
樋の水音が激しくなりましたが、ささやかな「送り火」
来年はもうすこしよいお迎えをいたしましょう
明日は39候「蒙霧升降」ふかききりまとう
山や湖沼で早朝にひんやりとした霧が立つという意味
夏の果て、季節は移ろい仲秋の趣ですねぇ
「鐘涼し 偲ぶる人の多ければ
五山送り火 燃えさかりけり」 みみ卯