梅雨寒のような朝でしたが、「ヨハネ・パウロ2世」 が咲きました
とても芳香が素晴らしい薔薇、去年の苗木はまだ小さい蕾
これはつい先日、そのネーミングに魅かれて購入してしまいました
蕾が大きかったので、植え替えて四日目なのに大輪です!
パウロ2世は1978年に264代のポーランド出身のローマ法皇に
そして24年にわたり在位
アウシュビッツを訪れるためポーランドへ旅をしたのが
法皇が亡くなられて一年後だったと思います
国民の98%がカソリックで、クラコフ近郊でその生家を
ガイドから教えられ、心より敬愛され誇りとされていたことが
よく分かり、とても印象的でした
パウロ法皇は教皇庁の改革、世界各地に足を運び東欧の民主化
歴史的な謝罪など革新的な象徴であったように感じています
この映画は、あらためて様々な事を考えさせられました
読者にカソリック信者が多い、ボストングローブ紙が暴く
神父たちの性犯罪を問う衝撃の実話です
なによりも巨大なバチカンの組織のタブーに切り込む記者たち
その綿密な取材にはジャーナリズムの原点をみる思いでした
この記事により、世界中の被害者が次々と名乗りをあげ
バチカンも非を認め、謝罪金を支払っていると記されています
2002年のスクープですが、その前年にニューヨークの
同時9,11多発テロもあった時代
このころは日本を離れていましたが、BBCで衝撃的な映像に愕然
そう昔のことではありませんね
その火種は今もくすぶり続けています
今の法皇も行動し発信する姿勢が報道されています
大きな権力には常に光と闇が存在、でもこの世界の
底知れぬ暗闇の希望の光りであってほしいものです
それにしても編集長の確信に満ちた演技が素晴らしかった!
この四月に刷新された新番組でキャスター降板で残念なクロ現ー
あの総務相の発言は抗議され取り消しましたが
かえって本音を露呈しているようー
日本の行く末にかかわる気がしてなりません
いま報道の現場で起きていることに繋がっているのではと
気がかりですがー
白薔薇の花言葉は、尊敬、清純、素朴というのもあります
パウロ2世の祈りに「飢餓、戦争、核戦争、計り知れない自己破壊
あらゆる戦争より主よ私たちをお救いください」とー
どんな現象もその光と闇をしっかり見据えていくべきですね
薔薇は和菓子になり難いのですが、ひさしぶりにきんとん振いを
使ってみました