晴れわたった春の日、里は櫻満開ですが、峠旅をしてきました
高崎から信越本線で横川へ、廃線になったアブトの道を辿ります
その昔、信越線は帰省列車でなんとも懐かしい青春の想い出!
アブトの道はいくつものトンネルを抜けて熊ノ平へ続いています
1号トンネルの入口に北原白秋の歌碑 碓氷の春を詠んでいます
「うすいの南おもてとなりにけり
くだりつつ思ふ春のふかさよ」 白秋
まだ春浅く、さくらも新緑もないのですが、鶯の声が道連れでした
五つ目のトンネルを抜けるとーめがね橋が突如視界に!
4連アーチ、思ったより小ぶりですが、とても優美な姿でした
橋下の国道から見上げると、その美しさが際立ちます
明治25年、イギリス人技師たちにより構築されたもの
煉瓦の色合いやデザインも素敵で、歴史的遺構が
よく残っていたと感動しました
イギリスでも見かけたことがあり、郷愁を感じました
トンネル内壁の時代をへた趣を感じながら、ひんやりとした風に
吹かれて愉しい散策となりました
ここを汽車が通っていたのかと思えるほど狭い軌道ですね
めがね橋の上で、おにぎり頬張りながらひと時と過ごしました
去りがたい思いでしたが、日帰り旅なので横川へ引き返しました
季節をかえて、熊ノ平から逆コースで、また訪れましょう
碓氷湖も山間の佇まいで青々と水を湛えていました
トロッコ列車とすれ違ったり、アブトに電気を送っていた変電所や
鉄道博物館などがあり鉄キチが喜びそうー
横川本店の昔ながらの峠の釜めし! 味も懐かしいものでしたよ
それにしても日本の鉄道網は優秀ですね
横川から横浜まで乗り換えなしでいくことが出来るのですね
こういうローカルな旅もいいものです
これからもいい日旅だちをしたいものです!