彼岸ちかくになると、いつも咲いている土手にほんの一輪だけ!
去年は沢山見られたのにー夏草刈で切り取られたかしら
でも水引が残っていました

探してみると、木の虚のなかに!まるで花瓶に活けてあるようです
これなら毎年咲いてくれるでしょうね

秋一番の花の装いは数々ありますが、やはり秋の七草がいいですね
でも路上で見かける草花も愛らしい、彼岸花もそのひとつで秋の装い

すこし強引な結びつけになりますが
「装い」がテーマの江戸の邦楽を聴きました
上方から江戸中心の文化に移行した18世紀中頃
上方風とは異なる江戸町人風の好みが明確になり
控え目な外見に対し細部や小物に凝るとか、下重ねに
艶やかさをーいまも通用しますね


義太夫の戀娘昔八丈のお駒は黄八丈を着ていたように
八丈縞や茶、鼠、藍色などの渋い色調も江戸好みで
浮世絵のスライドをみるとよく分かりました
「都鳥」の鳥文様も多く描かれています

歌舞伎役者の装いも流行りの発信地ーだった
あの浅葱麻の葉鹿子は岩井半四郎好み!


「櫓のお七」 はお馴染みの紅と浅葱の段染め麻の葉鹿子
車つきの台にのって一人で人形を操る八王子の車人形
初めて観ましたが、文楽とはちがう味わいがありました
表地に麻の葉を使うのはすこし珍しかったようですが
江戸女は襦袢などに使いこれも大流行
そういえば麻の葉文様の長襦袢持っています!
芸能にみる江戸の装いーなかなか面白い視点ですね


明日は彼岸の入り  やはりお萩を作りおすそ分けしたりしました
今年は小豆がよく炊けたし、甘さもほどほどにしてー上手くいきました
でも形作りが意外に難しいですね、不揃いな「お萩」です 笑
あちこちで秋を感じる頃、連休も行楽日和のようですね
小さな秋を見つけに野山に行きたいものです