連休の谷間なら、そう混み合っていないかしらと上野公園へ
桜木もすっかり若葉! あちこちから早緑がー

100のものが語る世界の歴史と銘打った大英博物館展
この中の一点がどうしてももう一度観たかった!

「ウルのスタンダート」 
メソポタミアの古代都市ウルの王家の墓より出土
紀元前2500年ごろのもので、軍旗のように戦場で
使われたともいわれていますが、謎!謎のままのほうが
ロマンがあっていいかもー
王に貢ぐ平和の図と裏面は戦争の場面
交易も盛んで他国のラピスや貝殻などの細工は
目を見張る緻密なものです
ウルのものはお気に入りで、スカートの文様など
独特の人物像ーシリアのダマスカス博物館に
何点もあり感動しましたが、もう行くことは叶わないでしょうね

大英博物館は700万点もの収蔵品があり、展示されているのは
1%!に過ぎないと聞きました
在英中は足繁く通い、一回に一部屋づつゆっくりと
観たつもりですが、まだ限りなくあるのですね

この作品はどれほど眺めたでしょう!
今回ニィネベからの兵士の浮彫のレリーフがありました
ISの過激派が博物館や石像を破壊しているニュースには
悲鳴をあげそうになりました
大英帝国の富と収集癖がーと思いながらも
ライオン狩りのレリーフなど観ていましたが
今はこの博物館に残されて良かったと思えます

最古のギルガメシュ叙事詩の粘土版が出展されていて
愛蔵本をもういちど読みましょう!

200万年前から現代に至る時空を超えて
人類が創造してきたもの、100点ですが
壮大な歴史の旅をしたような心地でした
現代のモザンビークから銃器で作られた「母」像
とても大きなメッセージで印象的でした
 
それにしても古今東西膨大なものを収蔵している大英
その多様性と奥行きには感歎!

3時間ばかりかかり、足が痛みーで
とても美術館のはしごは出来ませんでした 苦笑




今朝の散歩で、すこし咲き始めた薔薇たち!
また薔薇見をしましょう