櫻いろにほうっと霞んで見えていたと思っていたのですが
連日の晴天でもう春爛漫!


43年間、閑静な住宅地にあった能楽堂最終公演に行きました
この地に披かれてから、足繁く通い至福の時を過ごしたので
とても名残惜しい気持ちで一杯でした
2年後に銀座の商業ビルの中に能舞台はそのまま移転されるとのこと
雄渾な松羽目や、堅固な舞台は残るのですこし安心ー
檜の舞台は古色というよりまだ清々しい趣で
静かな佇まいに相応しいのにー
「翁」いつも年初めの初能で観ることがおおいのですが
この地での舞い納め、新しい旅立ちを言祝ぐのでしょう
弥勒の翁面が素晴らしいですね
「天下泰平、国土安穏 今日のご祈祷なりー」それこそ今の世界に
もっとも必要とされているなーと聴き入りました
前日は「道成寺」の大曲を、でも力強く揺るぎない宗家はさすがですね
移転は大英断!、能楽の将来を見据えてのことなのでしょう
「鶴亀」狂言は「福の神」とつづく祝祭!
囃子方は2時間半も舞台に座りぱなしーでご苦労だなーと
最後の「猩々」 流儀の最長老の関根祥六師!
〆に相応しい方ですね、若武者の頃より幾度も拝見
もう84歳になられて、世阿弥のいう何もせぬことの
枯淡の境地に達していらしゃるように思えました
舞台の方々が、なにか祈るような表情に見えたー
終演後鏡開きがあり、升酒が振舞われました
暑い日で喉が潤い感謝です
玄関先の観世稲荷の遷座の儀式も拝見
黒塗りの車に乗ってーなるほどね
観世能楽堂の歩みを記した本や記念の干菓子などを頂きました
走馬灯のように観能の想いに耽りながらの一服
花筏の茶碗の出番でした
2年後の旅立ちを楽しみに待ちましょう!
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走馬灯のように観能の想いに耽りながらの一服
花筏の茶碗の出番でした
2年後の旅立ちを楽しみに待ちましょう!
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