今年初めての音曲! 「江戸三味線音楽の変遷」シリーズ
第一回は、その黎明期で江戸幕府が開かれたころからのお話など
興味深いものでした
展示されていた古地図を見ると、幕府の巧みな江戸の都市造りが
分かります、確かに水路を配して「の」の字!
水運の利が繁栄のひとつだったのですね
江戸半太夫が記された床本、半太夫節の「きぬた」は
河東節の古体のようで、古拙な味わいがあり優しい趣でした
能の砧のことを想いながら聴き入りました
「浮世傀儡師」 外記節 薩摩外記が京より江戸へ下り浄瑠璃をー
政治の中心となった江戸も、まだ文化面ではまだまだで
「下り音曲、上り兵法」といわれ「下りもの」は上質なものの代名詞!
面白いですね、今は東京へは上り列車ですものー
記録は断片的で、江戸人の音曲の好みって分からないことが多々
この黎明期の三味線は、全部細棹で、立三味線の「ほーーっ」という掛け声
左手の爪弾きが多いのも、その時代の現代音楽だったそうです
助六の河東節を聴くとなるほどと思います
大薩摩「矢ノ根」 長唄三味線、これは器楽曲だなーと
その迫力に元気を貰いました!
夜半の薄雪から氷雨の一日、ワンコもヌクヌクと丸まっています
こんな日は静かにコーヒーブレイク
今はカフェのようなコーヒーマシーンがありますがー
手動でペーパードリップ、やはり乗り遅れていますね 笑
