いきなり「あんみつ」!ですがー29日までに買物を
済ませたはずでしたが、足りないものありでデパ地下へ
大晦日に行ったのは初めてでしたが、大変な混雑!
人ごみに疲れてしまいあんみつブレイクとなった次第ー

爺婆と年越しをするチビワンコ 遊んでいると時間がどんどんとーーー
でもなんとか「おせち」も作り終りですが、掃除は年越しで 苦笑
紅白流し聴きながら最後のアイロン掛けをしています
今年はいろいろ愉しいことが続きましたが、年納めの能会をー

松濤に開館していらい通った能舞台、來春移転します
1900年の大曲舞台は、2度目の解体移転となるのですね

「清経」戀の音取の小書で、一番心に叶う曲です
40年も前の能を初めて観た音曲で、藤田大五郎師の音色に
魅せられ心が震えました
一子相伝のこの音取、笛方が地謡の前に出て橋掛かりにむかい
奏します 清経はその音に惹かれるようにゆっくり歩みます
笛との間合いの取り方が絶妙で忘れ難いものとなりました
清経は笛の名手、冴えわたる月明かりの船上で今生の名残と
笛を吹き海の底へと自死します
観るたびに、世阿弥は幽玄美の哀詞ばかりでなくなにかを
問いかけていると考えさせられます
最後にこの音曲に出逢えて幸いでした


横浜能楽堂の年納め、この能舞台は明治になり大名の庇護を
失った能楽のため尽力した加賀藩主、前田斉康の根岸下屋敷に
建立したもの、今は横浜能楽堂として活躍しています
梅、雪笹をあしらった松羽目や細めの柱などとても優美!
能舞台は再建して使われていくのが素晴らしいですね

明治8年の舞台披きに尽力した、梅若実、宝生九郎などを偲んで
「蝉丸」シテ、シテツレなど異流共演も良い企画でしたね
縁というか繋がりが想われます

今年は和事が多かったので、來春はコンサートにもー
紅白は殆ど名前の知らない歌手ばかりでー苦笑
 

大晦日の〆は、やはり鰊蕎麦、越前の生蕎麦で腰があり美味しい年越蕎麦でした
この一年拙いブログを観て頂き感謝いたします
未年が希望のもてる穏やかな年となりますように!