いつも先を急いで通ることが多い東京駅、今日はじっくり見上げ
首が痛くなりましたが、復元されて良かったですね
ドーム建築なのに細部の漆喰の飾りがとても日本的な意匠ー

古い煉瓦も味わいがあります!
Nostalgiaーは建築物ばかりではなく自然の風物にも

彼岸明けになってしまいましたが、今年は「おはぎ」が無いねーと
やはり味覚にも「郷愁」があるものらしい!
慌てて道明寺粉で餡や黄粉、ゴマをまぶすだけの超簡単レシピで 笑
良く考えると家庭の味が伝わる大切なものかもー


來春の彼岸は「ぼたもち」 牡丹が咲くころなのでそう言うらしい
なにか準備を心がけましょう

懐かしきものは音色もあります
鳴物の人間国宝、堅田喜三久をきく会に出かけました
1935年生まれですがとてもお元気で達者な演奏でした
小鼓も太鼓なども能囃子のそれとはすこし違って聴こえますが
愉しみの多い弾き方に思えます
笛の中川義雄も能管を味わい深く聴かせていました

長唄「天の鼓」能からとった新曲ですが、堅田親子で天鼓と
父との打ち合いーまさに父よ!吾子よ! でした
そして宮田哲男の唄!若いころから好きで
東音会には出来るかぎり出かけていました
往年のなんとも色気のある声色でうっとりしました

対談ではその人となりが分かって愉快でした、とても軽妙で
洒脱な方、鼓も常に優しく打っていないと柔らかな音色が
出ないことや、貴重な胎児の牛革の調達が難しくなって
100年以上前の物を大切に使うということです
小鼓や能管をすこし手習いしなければー人間と同じで
動かしていないと固まってしまう――嗚呼 苦笑

洋楽も好きですが、ときおり邦楽の音色が恋しくなる!
今藤政太郎の三味線もすっきりと心に響きました
昔のほうがよく聴いていたと思うので、あらためて
より懐かしく感じるのでしょうーこれも懐古、懐旧かしら