東日本大震災から三周年 毎年この時間は港で海を!
穏やかな海面、カモメが飛び交い観光客がはしゃいでいました
全国各地での黙祷、ロンドンでもー
このところ各メディアでは、この三年を迎えた被災地の検証する
番組が多く放映されました
今朝の中継地のひとつ、仙台空港ちかくの閖上地区
2年前に訪れた光景がそのまま!礎石だけの町が
映し出されショックを受けました
復興の難しさを改めて知りました!
一連の放送を通じて、復興にも被災者の心境にも
多様な様相があり、ある格差があること
故郷へ戻る事と断念せざるをえないひとたちー
失われたものを取り戻すにはあまりにも過酷な現実
いまも汚染水が流れ続けている、廃炉への気が遠くなる年月!
溜息ばかりついてしまいましたー
出来ることは少ないけれど、春本番を迎えたら三陸鉄道で
旅をしたいと切実に想いました
先日、利休忌に招かれました
利休の命日は、1591年2月28日ですが、弟子筋は3月になってから
執り行います
利休居士の影像を掛け、供茶を捧げ、みなが持ち寄った花を手向けます
大抵年嵩のひとが、般若心経を唱えお詣りをします
廻り炭や花寄せ、茶カブキなどの点前をしながら日頃の修練を
見ていただく趣向です
「四規七則」 しきしちそく 四規は「和敬清寂」
七則も他人に接するときの心構えを説いたもの
言葉できくともっとも思うのですが実践となると疎かにー
この映画を観たのはかなり前でしたが、なかなか書けなかった!
直木賞の原作を読んだときは、利休の死からフラッシュバックのように
物語が展開し、とても映画的な手法だと感じたものです
利休を演じた役者は沢山いますね、三国連太郎が印象的ですが
歴史上の人物の映像化はいろいろ考えさせられます!
焦点が当てられ
いとんな逸話が
創造!されている!
利休の師でもある
武野紹鴎など堺の
納屋衆のなんでも
交易したであろうと
想像できて興味深かったし
信長がカッコヨカッタ! 笑
利休の死の原因は、いろいろ言われていますが
秀吉との自負心のぶつかり合いーのように想われてなりません
「人生七十 力囲希咄」 利休遺偈の一行目
りきいきとつ
これを掛軸としての利休忌に出遭ったことがあります
あの時代70歳まで生きることは大変なこと
これは禅僧が忽然と大悟したときに発する声とも言われています
見るべきものは見つと、ひと太刀をいざ受けんとの覚悟が感じられます
潔さと自分が美を造るという強烈な自信!
切腹により自己完結を!か、権力者秀吉にも一太刀をあびせたように
想い、作者たちの創造力を掻き立てるのでしょうか
晩年に閑寂の茶に辿りついた利休には奥深いものがあります
やはり生涯修行しても分からない事ばかりかもしれません
本質を見極め、柔らかい心で互いに尊重しあうなどーなどが
美味しく点てる一服の茶にこめられているー嗚呼!
お供えの伽藍餅ふうの練切りー伽藍餅は利休忌の菓子ですが
いつも上手く出来ないのでー
今日の多くの御霊にも手向けの花をー 心より合掌
ミモザが青空に映えていました 春はすぐそこまで来ています!