もう霜月も晦日!並木も黄葉の彩で青空に映えています
そして11月は炉開き、茶道では正月にあたります
4時間正座の茶事は叶わなかったので真似事をしました 苦笑
椀なども見立てですが、久しぶりに一文字のご飯
汁は、結び干瓢に小豆と辛子
向付は、まぐろの白板昆布巻き これが一菜
煮物椀
鴨団子と生麩
柚子の吸い口が
なによりで
日本は綺麗な柚子が
三菜は焼物
秋鮭を麹につけて
焼きあげました
茶懐石ではこれが基本
シンプルですよね
あくまで濃茶、薄茶を
美味しく服するためのもの
会席の大ご馳走とは違います
でも近頃の茶事ではご馳走が過ぎることがありますね
招かれて勝手な言い草ですがー
八寸には海と山のものをだします
といっても一口の酒の肴
亭主と酌み交わしながら頂くものでいろいろ話を愉しみます
今回は、アルコールがダメなので甘酒にしましたがー
おわりは 香の物に湯桶がでて、椀にそそぎいれます
これで器も清めれれるー懐石の手順は上手くできていますね
日常の延長線上にあることばかりなのですがー微苦笑
席を立つまえに、主菓子
炉開きでは、亥の子餅 、大徳寺納豆が届いたのであしらいに
独特のかおりと塩加減が合いました
再び席入りして、茶事の要となる濃茶が練られます
シーンと鎮まり、松籟の釜の音を聴く雰囲気が好きですね
懐石も炭点前もすべてここにかかっているかなーとー
茶事の愉しみは、亭主7分、客人3分といわれますが
招いても招かれても心嬉しく愉しいものです
諸々の作法があるけれど、それなりの愉しみ方ができるもの
主客ともに一座建立するかけがえのないひとときですね
これからも仮想茶事というかおひとり様の懐石を愉しみましょうか
暦に寄り添って暮らすためにもー改めて亡き師の言葉
「心を尽くして過剰にならず、何事も工夫ですよ」が
想いだされました
昨今話題の お・も・て・な・し ですが、言葉にしてしまうと
なにか違和感があります
心遣い、気配り 思いやりなど、相手の立場になってなど
さまざまなですがーこんな形ですよとは言い難いもの
茶事では、究極のもてなしの心がとわれますが
あざとくならないことが難しいことのひとつ
客人が寛いで愉しんでくだされば、亭主冥利につきます
一客一亭で独座観会の境地を味わいたいですね
やはり心を尽くすと自ずからでてくるものなのでしょうか
日常では疎かになっている! 苦笑
普段の心がけ次第なのでしょうーおおいに自戒
もうすぐ師走! ワタチも愉しいひとときをお願いしまーす
みんな忙しがって遊んでくれないーワンワン






