折々の言の葉


先日馬車で皇居へ向かうアメリカの新駐日大使

各局おおがかりな中継をしていました


折々の言の葉


沿道には沢山の人達で、口々にその感動を述べていたのが印象的でした

気取らず自然体でとても好感度大ですね

そして今日22日は、ケネデイ大統領が暗殺されて50年目!

ダラスでのあの衝撃的な映像をいまも鮮明に覚えています

アメリカでも50年の節目に、あらためてケネデイ人気が起こっているようです

世界のドキュメンタリーで、ケネデイ一族のことがシリーズで放映されました

深夜なので全篇は見られなかったのですがー

折々の言の葉

これはケネデイ家の子供たちについての番組で、フランスの制作

ケネデイ大統領暗殺後、二人の遺児は叔父ロバートの子供たちと

多くの時間を過ごしていたのですねー沢山の従姉弟たち!

でもそのロバートも5年後には暗殺され、どんなに不安だったことでしょう

米国でも華麗な特別の一族なのに、相次ぐ不幸にはあらためて驚きました

大使の穏やかな微笑みのうちには、苛酷な運命を乗り越えた強さも

秘めていらっしゃるのだろうとー

50周年を節目にーあらためてあの暗殺は検証されるのでしょうか


折々の言の葉

これは本能寺の変後、新しい織田家の当主を決めるための「清須会議」

映画としてはそれぞれの人物の特質がうまく描かれていて面白かった!

勝家とお市の方、対する秀吉が縦軸になっていますが、脚本家の歴史観も

独特でした やはりもし信長が長く天下を統一していたらーなどと想われ

信長はなんだか個性的で不思議なキャラクターで人気がありそうです


これはオリバーストーンのドキュメンタリーでも、もしケネデイ大統領が

再選されていたら、アメリカは変わっていた! と

少なくともあんなに世界の警察官たらんと行動しなかっただろうとー


いま流し読みしている「ローマ人の物語」 

 カエサル暗殺後にアウグストゥスが初代皇帝になるところですが

著者が書くようにいつもカエサルと比較され

もしカエサルが長く統治していたらーと

でも歴史に” IF ” は詮無いことですね

素人としては、いろいろ想像をめぐらすのは楽しいことですがー


勝家とお市の方の北の庄へ立ち寄ったことがあります

福井駅のちかくのただ石碑があるだけーでなにか哀しかった

清洲会議からまもなく秀吉に攻められ落城ーしたのです


折々の言の葉


北の庄の前に一乗谷の朝倉義景の山城を訪ねました

信長の命で、勝家が先陣となり三日三晩も攻撃され

唐門のみを残し、館は灰塵にー 一面雪に覆われていた!

あの「本能寺文琳」の茶入れがあったところですから感慨深いものでした

朝倉間道の仕覆につつまれ、信長の愛蔵にもなった文琳!

これも不思議な歴史の妙ですね

城下町の発掘では、高価な染付の陶片などがおおく出土しており

一乗谷が交通の要所として豊かで文人たちが集っていたとー

これを眺めるだけでも興味深いものでしたね

雪深い真冬もよかったけれど、唐門の脇の糸櫻が咲くころに

また訪れたいものです


折々の言の葉


かなり無理な筋立てでしたが、今朝のABCニュースでは

JFKの追悼のため多くの国民が集い、あらためて哀悼を

各地で捧げたといっていました

もしあの日ダラスが晴天でなかったら(パレード直前まで雨だった!)

オープンカーで何度も銃撃されずにいたのではないかとか

希望の星でもあった大統領を失わずにすんだのではーと

誰もがこの”IF ”をかみしめているとコメントしていました

歴史の非情さは、古来より面々と流れているのですね ああ溜息!