折々の言の葉


台風一過の秋晴れがつづき、今夜は各地で十五夜が愛でられることでしょう

そして植物は時節を知り尾花を添えてくれる、自然の営みは素晴らしい!


折々の言の葉

一番簡単そうなレシピで

月見団子


上新粉と餅粉を

半々にして丸め

茹でただけー

昔は無病息災を

願って家族全員で

丸めたそうです


相変わらず有り合わせの

お供え


折々の言の葉
今夜は栗剥きは大変なので

十六夜にしましょう


栗ごはんはみなの好物です

去年のお月見膳は

なにをしたのか

忘れてしまいました 苦笑


夕刻 帰り道、公園で

イングリッシュハープを

弾いている人がいました

観月を待つ趣向なのでしょうか


折々の言の葉


あまりにもくっきりとしていて大きく見えます

古来月を詠んだ歌は数知れずありますね

西行も櫻も多いけれど、月も好んで詠っています

   「くまもなき月のひかりをながむれば

               まづ姨捨の山ぞ戀しき」  西行

姨捨は月の名所、西行法師も尋ねたのでしょうか

歌枕のひとつですが、いちど登りたい山です


折々の言の葉


お供えのお下がりは、餡と胡麻団子で相伴しました

出づる月はうれしく山の端に入る月はつらいと詠うように

夜長月をめで、有明の空に名残りを惜しんだのでしょう

秋の月は人の心情に様々な影を宿す不思議な力を

秘めていますね


折々の言の葉


飽かず眺めていう訳にもいかず今夜はこれでお開きにします 

月はあまり詠んでいないかもー風流心が足りないのと

あまりにも美しい歌が多すぎて、どうあがいても

引き歌になってしまうー うーん 苦笑