さらに東下り!
福島県の三春駅に
降り立ちました
ここまでの道中は
新幹線の郡山から在来線で
二駅、15分足らずー
そう時間がかからないと
踏んでいましたがー
土日を避けた平日だったので
磐越東線に乗るのに2時間
待ち時間がありー-
お蕎麦を食べて時間を潰しー
ながーいソバになってしまいー笑
三春駅からは臨時BUSがあり
助かりましたが、辿りつくまで6時間!
日本は近くて遠いなーと実感
時刻表を確認しなかったミス 苦笑
毎日開花と天気予報をチェックして決行した甲斐ありで
満開の印! BUSからも櫻が多く見頃でした
枝垂れ桜が多いこと!三春は櫻の街ですね
千年を超えた紅枝垂れ、滝櫻のなのごとく流れるようにー
小高い山の中腹に立ち、ぐるりと一回りできるように
遊歩道がありました
それほどの人ごみではなく、ゆっくり眺められました
高さ9.5m、枝は東西22m
南北17mに広がっています
大正時代に天然記念物となり
日本三大櫻の老木!
代々三春藩の御用櫻で
大事に育てられてきたのでしょう
見せてくれます
山側からの景色
遠山の借景が
いいですね
千年を超す年輪!
この力強い根幹が一本立を
支えているのですね
支柱が何本もありますが
あの大震災でも小枝が
折れた程度で無事だった!
あまりに健気で美しく愛おしい!
側面からも姿がよく、あやめいろの空に映えていました
手を合わせている人も
大勢見かけました
なにか祈りたくなる立姿!
千年の命の営みは素晴らしく
驚嘆に値します
「わきて見む老木は花もあはれなり
今いくたびか春にあふべき」
西行のこの歌がよく似合います!
2時間ばかり櫻を眺め、ライトアップまで居たかったけれど
本日中の帰宅が難しくなりそうなので名残りを惜しみながらBUSヘ
ポスターによると、夜桜はこうなるらしいー艶やかで妖しい雰囲気!
老木櫻とは思えませんね
帰っても滝櫻の残像が焼き付いていて、櫻きんとんを作る気になりました
きんとんの練り切りはよい柔らさになりましたが、どうも枝垂れ具合がー
本当は和菓子用のきんとん振い(竹で編んだ工芸品みたいで高価!)が
欲しいのですがー荒目の金物で間に合わせていますのでー苦笑
おみやげは、田舎みそと櫻米に櫻酒
ささやかな支援になるかしら、去年の春は観光客も減ったようです
日帰りの強行軍でしたが、訪ねることができて幸せな一日でした
「滝櫻 千歳の春に紅染めて
枝垂れ枝垂れて老いにける哉」 みみ卯
「老櫻乃滝」
いつもの勝手銘が、なかなか思い浮かばなかったのですがー追信です