折々の言の葉


春告花のスノードロップ! たいして手入れもしてないのに

今年も咲いてくれました 

こちらは英国の森の土手、日当たりがよい処に群生!折々の言の葉


折々の言の葉
森の下草で、野山の雪間から

顔をのぞかせていた!

冬がおわりになり

春が訪れる魁で

待ちどうしかったものです




今日は立春、まだ余寒がありそうですが暦とうりの春の到来ー


折々の言の葉

この日には、毎年「鶯餅」を作りたくなります

二条后、高子(たかいこ)の歌に魅かれてー

  「雪のうちに春はきにけりうぐひすの

                 こほれる涙今やとくらむ」


泪には雁、や鹿などいろいろありますが、鶯の泪の擬人化は

春待つ気分があふれ出ていていいですね

本歌とりで詠むのは難しいけれどー

凍れる鶯の泪は、業平への高子の恋情だと、勝手に解釈ー

すこし感傷的かなとー想いながら 笑


今回は、なるべく正確にでしたが、少ない分量の扱いって大変

雪平(せっぺい)にしたので成型はやり易いけれどーやはり今一つかな

雪平生地は餅に卵白のメレンゲをいれて練りますが、とても柔らかで

いろいろな菓子になりそうです


立春大吉を願って、ほっこりと一服しました

早く鶯が谷渡りする野山に出かけたいですね


折々の言の葉


古来、梅に鶯 は定番の組み合わせ!

梅も春告花、鶯も春告鳥ですもの、日本人の心情に刷り込まれているかもー


折々の言の葉


お向かいの家の白梅、ぱっちりと微笑んでいました!

梅を詠った歌、おおいですね

  「梅が枝にきゐるうぐひす春かけて

                  なけどもいまだ雪はふりつつ」

      古今集のよみ人しらずですが、まさに今の寒の戻りの情景ですね