折々の言の葉


お正月も三が日が過ぎると、どんどん日が経ちます

今日あたりは、骨休めをしたいころ、と言っても

暮より諸事積み残しがおおく、たいして働いていないけどー

折々の言の葉

今年買った暦は、昨年のより厚く、色々記載されています

どうもいろいろ種類があるらしいー

運勢や方角に凝るわけではなく、旧暦を見ています

五日の小寒もすぎ、人日、七草! 今年も

なるべく二十四節気に添った暮らしを心がけたいと思います

折々の言の葉

今はスーパーでなんでも揃う、 七草セット!

セリ、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ

去年は土鍋で炊きましたが、今年は電気釜でーどんどん楽してます 笑

七草をとんとん刻みながら、囃しうたを唄ったものらしいー

確か唐とりが食べないうちに、若菜を摘もうという歌詞だったようなー

なんだか昔も今も、世相を反映しているのかもー


折々の言の葉


文明の利器で、ふっくらと炊きあがりました

ヒマラヤの岩塩を添えて、大地の息吹を味わいました!


古歌にもあるように、若菜摘みは大切な行事だったようですね

  「君がため春の野にいでて 若菜つむ

                  わが衣手に雪はふりつつ」

これはよく知られていますがー

雪の間に、春の芽生えを摘み食するのは

万物の命を頂く象徴でもあったのでしょう

なんとなく元気を貰えますし、胃腸にやさしく

無病息災の理にも叶っています


俊成のこの歌も印象深い!

  「澤に生ふる若菜ならねど徒らに

                  年をつむにも袖は濡れけり」

西行の老人の若菜の歌

  「卯杖つき 七草にこそ出でにけれ

                  年をかさねて摘める若菜に」


いかにも晩節を詠っていて心に沁みますね

今年は心してすこし歌を詠むようにしたいものです

年頭は課題ばかりがふえますね  苦笑

よい船出となりますようにー


折々の言の葉