名残りの紅葉と蒼空の青さが美しい中尊寺の境内
ここを訪れるまえに、仙台へ立ち寄りました
壊滅的な津波の被害の閖上地区に案内されました
この石段の高さしかない日和見山!
あの大震災の津波はこの小山を乗り越えたと聞きました
2萬余名の慰霊碑があり、閖上地区を見渡しています
絶えず花が手向けられているようです
仙台空港もすぐ近くです
あらためてあの日の
TVで見た光景が
フラッシュバックの
ように浮かんできました
礎石だけが残る閖上の町!
海と陸の狭間の墓標のように
広がっていて、言葉を
失いました
この地区の半数の人達は
犠牲になり、いまも行方の
分からない人も多いとー
訪れが遅くなりましたが、あらためて御霊に合掌!
まだガレキの山はあちこちに
残っていました
震災前には無かった焼却炉
処理にフル稼働しているようです
このあたりの電柱などが
新しいのは、震災で
なぎ倒されたからなのです
仙台空港内の津波の高さを示す柱
ゆうに車の高さを越えています
いまは何事も無かったように復旧していますがー
まだ若いガイドさんのお話は、とても心に残りました
自らの体験を踏まえた事実はとても重い!
積み上げられた車の山から、友人の車を発見し
遺体を友人だと確認した時の惨さと辛さ!
大人でさえ、一人でいると不安になる心境なのに
いまも子供たちの心の傷は深く、癒されない想いの
大きさを、淡々と自然体で話していただけに
心をうち、何度も涙ぐみそうになりました
大震災の語り部としてこれからもお仕事を
つづけられることを祈るばかりです
福島では知人に、仮設住宅のあたりや
除染がはじまったばかりの公園などを
案内してもらいました
仮設の方々は、浪江町!
まだまだ帰宅できるメドさえたっていないのです
冬を迎えるのにと思うと辛いですね
あらためて何もしていない自分を反省しました
やはり東北に足を運ぶべきですね
中尊寺のことは次回に致します