折々の言の葉

友人に誘われて出かけた透明水彩画の展覧会

とても質感のある色調や微妙な光など、美しい作品展でした

なかでも印象的だったのは「シエナのカンポ広場」

煉瓦で色分けされ、イタリヤ一の美しい広場だったことが

懐かしく想いだされました

ヨーロッパの古い街は、個性的な広場が多いですね



折々の言の葉

プラハの旅の続きですが、カレル橋を挟んで、プラハ城と、旧市街は

やはり広場を中心に、歴史的建造物に囲まれていて世界遺産になっています


折々の言の葉


有名な天文時計塔

毎時刻にふたつの窓から

12使徒が現れるので

皆見上げています


塔の上からファンファーレが

鳴り響き喝采を浴びています


いつもおおくの観光客で

賑わっていました


折々の言の葉

それぞれ個性的な建物群で

教会や市庁舎なども美しい!



ギリシャ、ローマより「アゴラ」は

民衆が集い、情報を交換したり

市場や、政治の論争の場

闘いの場、見世物などもある

愉しみの場だったことでしょう


そしてなによりも「広場」は

祝祭の空間であると実感できます


朝夕に違った光のなかで、カフェで寛ぎながら

人々の動きを、ぼんやり眺めているのも愉しいひとときでした


折々の言の葉


折々の言の葉


回りには、屋台があり

肉の塊が焼かれていたり

棒に巻かれたパンを

炙ったりしています

この紐のようなパンは

とても美味しい!

ここはよい小麦、大麦を生産し

ピュリスナーなどビール醸造でも

名高い国です

折々の言の葉


中央のヤン・フス像は、1915年の建造ですが

15世紀のボヘミア出身の宗教改革者
異端とされ、最後まで自説を貫いて火刑にー

ローマカトリックとの論争などは、とても拾い読み程度では

理解できそうにもありません


折々の言の葉
「真実は勝つ」

彼の最期の言葉!


これはチェコの国旗に

今も残っています


チェコが辿ってきた歴史を

想うと、重みのある文言です


現在は、約60%の国民が

無神論者ということですが

やはり複雑な心境なのでしょう


因みにカトリックなどは

30パーセント足らずと

書いてありました


旧市街を歩いていると、よく教会コンサートのチラシを貰います

あまり熱心に勧誘されたので、夕方のコンサートにー


折々の言の葉
折々の言の葉


ST Clemennt Cathedral

内陣などもとても豪華で

天井の壁画やパイプオルガンも

とても美しいものでした

コンサートホールとは違う空間で

なんだかワクワクしました


そして登場した演奏者たち!

さっきまで、チラシやチケット販売

もぎりをしていた人達でした  笑


折々の言の葉


プラハバロックチェンバーオルケスタ!の面々

とくにパイプオルガンとのスメタナの「わが祖国」

教会中に音が満ち溢れて感動的で

すぐ側を流れるヴルタヴァ川の景色と想い

感慨ふかく聴きました


他にも勿論、ドヴォルザークやバッハ、モーッアルト、ビバルディなど

それぞれ小節でしたが、アルビノーニのアダージョも

甘美な美しいものでしたね

何曲もアンコールをしてくれ、手づくり感といい

とても雰囲気がよかったのでよい一日になりました


夏の間の、観光客のためのミニコンサートは

あちこちの教会で催されていて、毎晩音楽を

楽しむことができ満足でした

旅先で思いがけず出会うことって醍醐味のひとつですね