もう水無月晦日、半年が過ぎようとしています
京都あたりは、茅の輪くぐりをして、半年の穢れを祓い
夏以降の厄よけをする神事が盛んとききました
川原に生えている茅草でつくるのですね
スサノウノミコトに因む伝承があると書かれていました
そして茅の輪をくぐるのにも作法があるそうです
くぐって厄よけができませんでしたから、せめてお菓子で!
この日に食する「水無月」
目分量で合わせたりすると失敗するので、今回は正確に計りました
でも蒸し加減で、硬さが微妙にちがいます
もうすこし柔らかくしたかった!のですが、来年は葛仕立てにしましょう
小豆には厄祓い、三角形は氷を表していて、旧暦六月一日の氷室とも
関係があるのでしょうか
和菓子って、それぞれ季節感や人々の健康や幸せを願うものが
多いですね
昔からの知恵が凝縮されていて、うまく出来るととても愉しいものです
先週は、アムネスティ・チャリティコンサートへ行きました
魂の自由を求めてーと副題がつけられていました
世界中には、まだまだ抑圧されている人々がいますものー
440席の小ホールでしたが、満員でした
神奈川フィルのコンサートマスターとチェロの首席奏者で息のあった演奏
ラベルのソナタは新音楽的!時代を先取りしているような響きでしたし
ベートーベンのピアノとの三重奏曲第七番は、堂々として気品にみちた曲で
ルドルフ大公に献呈されたのですね
小ホールは弦を奏でるには音響的にすぐれた工夫がなされているようです
またここで何かを聴きたくなりました
アムネスティは、長年地道な活動を続けています
一枚のハガキを書くことにより、獄中で力づけられた人達がいて
「私は忘れられていない」と思うことがとても大切なのですね
今回は、出国した盲目の活動家の家族への迫害がおよばないよう
ハガキを出そうと呼び掛けていました
解説に書かれていた「愛の逆は憎しみではなく、無関心だ」
「音楽は人の肌に柔らかくタッチして、心に入り込みゆっくりと
変えていく」 ほんとうにそうですね!
小さなことでも、できることから始めようと
あらためて思いました
まず一枚のハガキからー