久しぶりに港の遊歩道を歩きました
見慣れない客船が停泊、海も空も鈍色!
風もヒンヤリとして、散策には丁度いい気温でした
観能はなにより好きですが、すこしつづくと他にも
気が向きます
能は音曲ですが、やはり文言を聴いている要素が強い
バランスを取りたくなると、無性にコンサートに行きたくなります
リリスホール
はじめてでしたが
300席の小さなホール
木のぬくもりと大理石の壁
室内楽を聴くにはいいですね
3時間9500円で貸しホールと
して使用できるんですって!
その地区の文化センターで
建物も立派ですが、上手く
運営することがなにより
大事なことですね
コンサートは「12人の凄腕チェリストたち」
前にも違うホールで聴いたことがありファンになりました
12台の演奏は迫力あり!300席では勿体ないぐらいー
そして編曲、アレンジの妙が楽しいチェロアンサンブルでした
フンクの組曲、タウナーの「奇蹟のヴェール」は初めてでした
タウナーはロンドン生まれですが、ギリシャ正教に入信
この代表作は、聖母マリアの広大無辺の力をチェロにより
具現化したと書かれています ミサ曲のようでした!
シベリウスの「フィンランデイア」もロシアの圧政に
苦しんだフィンランド国民の反抗と北欧の美しい自然を
賛美する愛国的な趣でした
もうひとつのコンサートはフレディ・ケンプ!
弦を聴くことが多かったので、久しぶりのピアノリサイタル
1977年、ロンドン生まれで、母親は日本人でどこか
東洋的な面差しですね
アルフレッド・ケンプの甥御さんです
2000席の大ホールにピアノが一台!
でもホールいっぱいに響きわたります!
ベートウベンの「月光」 スイスのルッエルン湖面に
照り映える月の光ー美しく静謐でありながら激情的!
ショパンも華麗だったし、リストは「ドン・ジョバンニ」の回想
とても演奏技巧が駆使された難曲で聴きごたえありでした
何曲かアンコールを弾いてくれ、右能にエネルギーを
もらった良いコンサートでした
これで梅雨も乗り切れるでしょう!
ルツェルン湖の写真を見つけました!