折々の言の葉


かなり古い地図の複写ですが、Richmond upon Thames

London中心から地下鉄で30分ぐらいのOuter Londonです

人家よりグリーンの緑地部分が広い!

いまもその景観はほとんど変わってないようです

折々の言の葉

テームス河見下ろすヒルからの眺めも、ターナーが350年ほどまえに

描いたとおりです!

流れの先はハンプトンコート、どこまでもテームスパスがつづいています

毎日の散歩道でした


折々の言の葉

川向こうから見える建物(軍人の養老施設)の向こう側に

リッチモンドパークが広がっています

地図のインドのような形のグリーンの部分でまるで原野!

2360エーカー、東京都の中央区ぐらいの広さになります


折々の言の葉

折々の言の葉


いまごろは羊歯が芽吹きます

その芽を摘んで天ぷらにしたものです


夏は背丈ほどにもなり

けもの道分け入って

歩いていました


1200年代よりロイヤルの狩猟地

ジョージ1世の狩猟のための

ホワイトロッジ(立派なマナーハウス!)は

ロイヤルバレー団の学校になっています

この環境で練習すれば、豊かな情感が育ちますね


鹿の群れが生息しています

600頭ぐらいいるらしい!

歩けばどこかで遇えましたよ



折々の言の葉

春先に生まれたバンビ達

とても可愛かった!

秋は妻恋の牡鹿の音があちこちから聞かれます

鹿の音! 歌になりますね

花鳥風月の世界、よい歌が詠める環境にあったのですがー苦笑


折々の言の葉

折々の言の葉
サウスダウンズといわれる緩やかな起伏

ところどころにポンドが点在します

広々とした草原はどこか尾瀬の景色を想い出させました

森の夏木立は涼しくて気持がよかった!し

四季折々どれほど愉しんだことでしょう


秋に羊歯が枯れる景観も好きでした

伏流水の湿地帯ですから、冬場などドロドロ

長靴が必需品でしたね

霜が厚く降りた時など、一面雪景色のよう

近隣の人達が、沢山散策していたのも

冬場の愉しみかたのひとつなのです

イギリス人、とくに大型犬を飼っている人達には

日常的な散歩で、歩くのが大好き!
折々の言の葉



折々の言の葉


自然のままに残されている景色

いつも深呼吸してました!

そしてこの草原のうえを

吹き渡る千の風に

いつかはなりたいとー


その一角に躑躅園がありました

ちょうど見頃を迎えていますね


大戦後に寄付などを募って

作られたそうですが

大輪で色が濃く見事でした



折々の言の葉




折々の言の葉

ここは躑躅だけではなく

シャクナゲ、アイリスや

水生の植物が集めれたいました


折々の言の葉



折々の言の葉

折々の言の葉


歩いただけまた歩いて帰る訳ですから

毎日、3,4時間はハイキングしていた!

古地図のグリーンは何処もとても自由に過ごせる緑地

季節の移ろいを感じながら、10年以上も

飽きずに過ごせたのも、不思議ではないと

あらためて想いますね

もう故里のような感覚になります!



折々の言の葉


折々の言の葉

バターカップが群生するメドウ

牛が放牧されています



川邉の瀟洒なヴィラ!

絵になります!

子供たちがボール遊びを

よくしていました

懐かしいことばかりですね

取り出しているとキリがありませんので

またいつかー


折々の言の葉