アラブの春の余波はアラビヤ半島やモロッコにも及んでいます
カイロからは議会選挙のことが報道されていますが
一口に民主化といってもいろいろな局面がありそうです
モロッコは1962年より立憲君主王国ですが、今度の選挙で
君主の権限が制限される体制になったと報道していました
モロッコ王国はアラブ語では「日の没する地の王国」とう意味!
日が昇る国からみると、とても遠い異国というイメージがあり
旅をしてみたいという憧れがありましたね
40年も前のことになりますが、古都フェス これは旧市街への門です
家々が密集したスークが広がっていてまるで迷路!
とても案内なしでは元に戻れない迷宮のようでしたが
あらゆる品々を売る店が並んでいて面白かったです
屋上に皮を染めるカメが穿たれるていて、染料のにおいや
鞣した皮が天日干しにされていて、今まで見たことのない
不思議な光景が広がっていたのを覚えています
このあとは汽車でカサブランカへ行きました
白い家という意味のカサブランカ、経済の中心の大きな都市でした
でもなんといっても、名画「カサブランカ」の舞台!
紀元前よりベルベル人が住み、フェニキィア人、ローマ人などが占拠し
1200年頃にはイスラム化し、19世紀から20世紀かけては
ヨーロッパ列強の標的となつてフランス保護領の時代も長いですね
独立は大戦後の1956年でした
このハリウッド制作の「カサブランカ」は大戦中パリが陥落し
ドイツが北アフリカへも進駐していたころで、アメリカ参戦もからみ
1942年に始まり同年完成したとか
親ドイツのヴィシー政権を暗に批判、反独シーンがおおくありました
でも全篇に流れる[Time Goes By]がなんとも甘美でした
でもやはりアメリカ映画的?ホワイトキャンペーンとも言うらしいです
「望郷」はパリの香りを具現したギャビーが、カスバに潜むペペにとって
望郷のパリそのものだったのだろうと想い、より切なかったかなー
この2作品をいつごろ観たのか忘れましたが、高校生のころか?
でも高校時代は親と同伴でなければ映画館に入れない校則でした!
このほかにも北アフリカを舞台にした映画、何作もありましたね
観てみたいものです
タンジールからジブラルタル海峡をわたりスペインへいったと想います
とにかく海峡は狭い!古代よりおおくの民族が簡単に往来出来たのだと
実感し、遺跡でもどこでもその場に立つことが大切と思いました
また逆にジブラルタルから北アフリカを眺めると、アトラス山脈が延々と
連なっています
平均3000メートルの高度がある山々とか、海や山岳そして砂漠と
古代の遺跡など興味の尽きない国々でした
点と点の旅だったので、またリビヤの遺跡群などをゆっくり訪れたい!
けれど残り時間はだんだん少なくなりますがー
古い写真が見つからなくて、イメージとしていろいろ拝借しました