折々の言の葉


アフリカンフェスタに出かけてから、もう半世紀ちかく昔のことですが

北アフリカの旅行を想いだしながら過ごしました

この春はジャスミン革命といわれて、野火のように広がりましたね

そして10月に、カダフィ大佐の死をもって42年におよぶ独裁政権が

倒れたこと、とても歴史!を感じました

というのはまだリビア王国時代にトリポリに行ったことがあるからです

たしか日本ではビザが取れず、ローマの大使館で貰い入国

トリポリへの飛行機にはイタリヤへ出稼ぎにきていた人たちが大勢

乗っていて賑やかでしたが気さくで、日本人ということで珍しがられました

古代ローマよりいろいろ変遷ありですが、近年までイタリヤが宗主国でした

出稼ぎもなるほどと納得したものです

トリポリはマッチ箱のような白い家が並び、散歩しているとパン屋の石窯から

美味しいかおりがたち、とても鄙びた静かな港町だったと記憶しています

近郊には古代r0ーマの都市遺跡などが無造作に点在しており

モザイク壁画も素晴らしいものでした

空と海の碧さが印象的でいまも目に焼き付いています

1963年よりカダフィ体制により鎖国状態だったわけですから

いま人々は解放感を味わっているのでしょうか

まだ安定していないのかリビア大使館のブースは

ありませんでした

モロッコまで辿った北アフリカの旅日記はまたの機会に!


折々の言の葉