「この雨じゃ…今夜は織姫と彦星は会えないね」
「そうですね。いつも梅雨だから、なかなか会えなくてかわいそうですよね」

そんなかわいらしい会話を同僚達がしていました。


七夕ってなんだかロマンティックですよね。


「そういえば、昨日ネットで知ったんですけど、あの二人は、恋人じゃなくて夫婦らしいですよ」

私がそう言うと、

「え、なんか、ガッカリ」

と言われてしまいました。
私もネットで見た時は確かに夫婦で、ややガッカリしましたけど。


不思議ですよね。
恋人じゃなくて夫婦だと、ロマンティックじゃなくて、ややガッカリ。


今日の日を待ち焦がれる恋人達。
の想像が、
夫婦らしい。と話した後にはこんなシーンになりました。


知人「今年も会えなくて残念ですね、織姫さん」

織姫「そうですね…でも、亭主元気で留守がいい、ですよ。アッハッハ」


哀れ、彦星。
頑張れ、単身赴任!みたいな。



そんな風に勝手な想像をしちゃいましたが。
実は、夫婦だけど、ロマンティックな物語があるんじゃないかと。ネットで調べてみました。



適当な要約ですが、

天帝の娘、織姫と彦星は二人とも働き者で、天帝に結婚を許されました。
しかし、結婚した二人は仕事もせずに遊び惚けました。
怒った天帝は二人を引き離しました。
そして二人は年に一度七夕の夜にのみ会うことを許されました。



貴重な週末を会社に捧げることも多い、アラサー独女fuyuの判決は、、、

同情の余地なし。


妬みか?
いやいや…やっぱりせめてどっちかは働かないと!
そりゃ、お義父さんも怒りますって!!



ということで。

七夕は、ぼやっと
(なんか、ロマンティックな日だったよな)
という認識でいるのが一番正しくて美しいのではないかと、思うのでした。