先日の連休中に、事故から1ヶ月半お世話になった病院へ遊びに行ってきました。
なんだかすごーく懐かしく感じました
病院じゃないけれど、
運命のくじ引き をした場所に来た時はなんだか感慨深かったなぁ。
因縁とか悲しみとかってことは全くないんだけれど、
「ここかぁ…」と思うだけで、うまく言葉になりませんでした。
全く覚えてはいないけれど、救命救急センターの入り口。
自分で車イスに乗れるようになってからは
毎日談話室からこの景色を見ていた。
朝食はここでヤスと一緒に食べて、
週に一度の総回診をすっぽかして怒られたなぁ。笑
んでやっぱり病院の憩いの場といえば売店!
小さな売店だけれど、
入院患者にとってはなくてはならない
小さな幸せが詰まっていました
焼き立てパンがすーっごくおいしくて、
病院食を残してでもパンを食べてた
この売店のパンは一通りいただきましたぁ
火曜の10時に入荷されるメロンパンが絶品なのっ
自分で車イスに乗れるようになって、
ある日売店に寄った帰り道に…
看護師さんたちには内緒で、
ヤスと2人で外に出てみちゃいました
だって毎日同じ景色なんだもーん。
外の空気はおいしくて、風が気持ちよかった
嬉しくなって、もうちょっとだけ、と車イスを走らせたとき…
ガコン
…あれ?
やっちゃったぁぁー
段
差
この、ほんの1センチの段差が乗り越えられなくて、
頭はパニック寸前。
どうしようどうしよう。
ヤスはなんとか自力で車イスで上がれたけれど、
私の腕力&技術ではこの段差を乗り越えられない。
ヤスも車イスだから手伝ってもらうこともできない。
どうしようどうしよう。
看護師さんに内緒で出てきたのに!
このままじゃあ外出禁止にされちゃうー!
……と思ったところで、
ほんの数ミリ小さな段差を発見。
せぇのっ
と力を込めて、なんとか段差に登れました
もちろん、車イスに慣れている人にとっては
こんなのなんてことない段差だと思います。
でも車イス歴2週間程度、
左腕はギブスで胴体にはコルセット。
…の私にはこの1センチが絶望的でした
なぁんてのも、今となってはいい思い出
車イスを押してもらってはじめて近くのデパートに連れて行ってもらったとき。
からだを前に傾けられなくて、うまく食べられなかったけど
最高においしく感じた幸楽苑のラーメン
シメはサーティーワンのアイス
ミスドが食べたーい!と思ったけれど、
大腸が破裂した私は
まだ揚げ物禁止令が出ていて、
そこは悲しく素通りしたっけ
なんだか不思議だけれど、
思い返してみると、この50日間の思い出は楽しいことばかりでした
ひとえに病院のスタッフの皆さま、
支えてくれた家族や友人、
いつも一緒に笑ってくれたヤスのおかげ
私はきっと、
この病院で生まれ変わったんだろうなぁ
今、生きている。
それってなんて素敵なこと
そんな初心を思い返させてくれた、
ショート☆タイムトリップでした