アシタニナレバ 年下同僚との秘密の恋愛はただの不倫か?-012


もう真っ暗になってしまった、海沿いの道

いつもの雪山の帰り道とは違う

だれにも邪魔されない、手をつなぎなからのドライブ

ずっと、このまま続けばいいのに。。。


帰り道、コーヒーが飲みたいと言われ、思いつくスタバまで走る。

うちのそばだけど、ひと気のない場所

閉店間近だったので、なおさら人がいない。


「さて、どうする?」


「どうしよっか?」


「オレはどーでもいいよ」


「私もどうでもいいよ。泊まってく?眠いんでしょ?」


「・・・帰ってこないの?」


「明日の昼まで帰ってこないよ」


「・・・ふーん」

結局、お泊りしていくことになった。
うちには何度かきたことがあるので、勝手知ったるわが家。
なんだかんだ言ってもくつろいでいる。
テレビみたりして、眠くなったので、自分のベットで一緒にねた。

なんか、自分のベットにヤツがいるのが不思議だったけど、
寝方もくせも変わらない、思いのほかぐっすり寝れた。

それもくせなのかわからないけど、
朝方になると思い出したように、抱き寄せる。
それで、目がさめるんだけど、そのぬくもりがうれしい。

目覚ましで起きて、やつが帰る。
玄関でするキスは、必ずヤツからしてくれる。
きっと、ベランダから帰るところを見てるのは知らないだろう。


今思うと、すべてがキレイな思い出。
だからこそ、思い出だけで生きていける。
この日のうれしいやウキウキしたことや、ヤツのやさしさ。
この気持ちを忘れないでいたい。。。

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水族館って、どーしてあんなに美味しそうな魚が沢山いるんだろう。。。
私たちは、どーしても魚が食べたくなった。。

友達にリサーチして美味しい魚料理屋へドライブ。。。
がしかし、教えてくれたところに店がない。
仕方ないので、私の知っているところまで行くことになった。



葉山から江ノ島までの道、私の理想のドライブコース。
こんな風に実現するとは思ってもなかった。
それも、夏には季節はずれだったので、道も空いている。
自分の運転ではなく、助手席っていうのもなんかウキウキした。



「ねーまだ?おなかすいたー」


「もうちょっとだよ、いいじゃん海ドライブ気持ちいいでしょ?」


「・・・したことないし。。。」


「え、江ノ島とか来たことないの?」


「ないねー」


「じゃー初デートだ(笑)」


「それより、おなかすいた。」

ヤツは手をつなぎながら運転してくれる。
やつの利き手は左、それで運転しにくくないのかと聞くと
大丈夫なんだって。なんかうれしい。


江ノ島は時期でもないので、閑散としていた。
そして寒い。。。早速お目当ての店に入る。
禁漁中でシラスがなかったのが残念だったけど、
満足のいく魚料理を食べることができた。

外にでると、もう真っ暗だった。

江ノ島デートって思って、ほんとは燈台まで登りたかったんだけど。。。


「やだ寒い!」


はい。。。でましためんどくさい発言。。。

まぁ、ここまでつきあってくれただけいいかな?って思えちゃうのが

甘いのかなぁ?


ほんと、普通のデートすぎて

めっちゃ忘れられない思い出。。。。


アシタニナレバ 年下同僚との秘密の恋愛はただの不倫か?-011

初めてデートらしいデートをした。

それは、私が肘をケガをしてスノーボードに行けないことから始まった。



「来週末どーすんの?」


「なんもない…だって滑りは行けないもん。」


「へー」


「へーじゃないよ。私だって滑りに行きたいよ!じゃあ代わりにどっか連れてって、行きたいとこあるの。」


「ヤダ、遠いもん」


「遠いったって、山よか近いよ。じゃー起きたら電話して。」


「ヤダ…」

そんなことをいいつつ、週末…
連絡ないかなーと、ちょっとあきらめていたら、
メールが来た。
そういうタイミングが、うれしい。


「で、どーすんの?」


「とりあえず、うち迎えに来て!」


「遠いよ…」


「近くなったらメールして。」

ダッシュで、子供を実家に預けに行く。
もちろん急いでるそぶりを見せないように…


慌てて戻ってくると、ヤツはついてた。
思ったより早い。


「ごめんね、待った?」


「いやー、で、どこ行くの?」


「左!で、遠いとこと近いとこ、どっちがいい?」


「近いとこ…えーどこ行くのー」


「左!」

珍しく親のいい車の方で、快適ドライブ。
人に運転してもらうのは、やっぱりいい。
天気もいいし、海も近くなってきた。

「ココ?」


「そう、ここ。イルカちゃんが見たかったの」


「外寒いじゃん…」


「大丈夫!」

ここに来るのはいつ以来だろう?
イルカも久しぶりだ。
ヤツは興味なさそうだったけど…


それも初めてきたって言ってた。

そりゃそーか。。。ヤツんちからかなり遠いし。


私は久々の普通のデートにかなり満足だったんだけど…
ヤツは・・・

かなり寒そう…だってTシャツにパーカーじゃ…

晴れてるとはいえ、3月の寒空にはムリがあったかなぁ?


最後にガラス張りの橋の上で、
パーカーの袖の中に隠れてる手をさわった。
以外にも暖かくって、私の方が冷たかかった。


それから、ずっと手をつないであるいた。


アシタニナレバ 年下同僚との秘密の恋愛はただの不倫か?-010

怪我しているとはいえ、仕事は仕事。。。


毎週トリップで雪山です。


脱臼って、ギプスじゃないんですよ。。。

動かなくならないように、でも関節がまた外れないように

微妙なサイボーグみたいな、装具をつけます。


腕のケガって微妙です。。。

だって、足は大丈夫だから滑れちゃうんですよね。


仕事だってもちろんゲレンデですから、移動のために滑ります。

で、私のおもりにヤツがつくんですけど、

これがまた冷たい。。。

先に行っちゃって「ゆっくりくればー」って

ぜんぜんおもりじゃないじゃん!


夜のふとんの中だって、「コレ痛いの?」とかいって平気で腕たたくし

まぁ、金具の部分だから大丈夫だけど。。。

そんな、ところがヤツらしい。


いつものように、からかって

人の反応みるのがヤツ・・・

で、会社になると無言で冷たいのもヤツ。。。


よく、男の人のギャップに惚れるとかいうけど、

そんなことなのかな?

冷たいのちやさしい。。。


ヤツのやさしさが好きだったんです。。。





アシタニナレバ 年下同僚との秘密の恋愛はただの不倫か?-009


ニセコツアーは二泊三日。。。


初日で戦線離脱した私、あと二日つまらないなぁと思ってたけど


それほどじゃなかった。



腕なので、歩ける。ちょっと痛いけどそれほどじゃない。


自分でなんとかウェアに着替えて外を散歩するのが楽しかった。


そして決まって、ヤツがかえってくると一番に「今日は何してたの?」と聞いてくるのだった。



翌日は、宿のおじさんにお願いしてゲレンデに連れてってもらった。



エリアの端のゲレンデは人も少ない。


ムービーを片手に撮影しながら、リフトのとこで待ち合わせをした。


ヤツが下りてくるのが見えて、ちょっとドキドキした。


ヤツもびっくりしてたっけ。。。



「どーやってきたの?!大丈夫なの?」


「大丈夫。お散歩だよ。みんな撮影するためにきたの」


「わかった、このリフト回してるからまってな」



隊長がちょっと上にあがれば撮影ポイントあるからっていうので、


一人でゆっくりと登ってみた。


みんなが回ってくるまで時間あるなぁ。。。と、自由のきく足と右手で山を作る。


案外それも楽しくて、全然苦じゃなかった。



ムービーを構えていたら、隊長が一番におりてきて、真っ先に私の作った山を壊してくれた。。。


「あーーーーっ!」


っていってるそばからヤツがきて、思いっきり雪を私にかけた。


「もーひどいよー!ケガ人なのに。。。」


みんなで笑った。ケガしてたけど、楽しかった。



最後に下るときに、ヤツの板に乗せてもらった。


ヤツが荷物を全部もって、ヤツの板の前に私が座って滑る。。。


ちょっとしたアトラクション。


ヤツにとっては、転べないからヒヤヒヤもんみたいだったけど


私にとっては、ちょっとした思い出。



初のニセコはすごい思い出を残して終わった。