小さな小瓶は六人の命を救う | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

 

バイアルの隣にあるのは、シーハーと歯をせせる爪楊枝です。バイアルの大きさを感じませんか。

生理食塩水で希釈され、0.3mlずつ注射器に詰められて、六人分のワクチンとなります。

とってもデリケートなワクチン。色々と注意事項があって取り扱いが難しいです。

丁寧に丁寧にスタッフは取り扱っています。

接種後は絶対に接種部位を揉まないでくださいね。ワクチン成分が壊れてしまうのです。

 

当院は、○○区の協力会場となっています。本日は医療従事者の二回目のワクチン接種のお手伝いでしたが、今後は地域の方も入れていくようです。

もうドキドキでした。

看護学校で習った、筋肉注射の部位と若干定義が異なっていておりまして、本当にドキドキなのです。

筋肉注射は、神経障害という副作用のある手技なので、、、本当にドキドキです。

一部の国では、医療従事者じゃない人に適当に打ち方を教えて実施しているところもあって、そのためにそういった国では筋肉注射による障害者が沢山いると聞いています。

日本も、打ち手不足で、医療従事者でも注射とは全く縁のない方々に注射を打たせようという動きがありますが、安全なワクチン接種を望むならあまり範囲を広げない方が良いと思います。

 

基本的に注射で「痛かった」、「痛くなかった」は運です。もちろん手技も関係しますが、どんなにうまい人が注射をしても痛い時は痛いです。

皮膚には、地雷の如く痛点が散らばっています。この痛点は目に見えないので、たまたま痛点にはまれば痛いのです。

でも打ち手としては、なるべん痛点を避けたいのですよね。本当に目に見えれば幸いなのに。

 

予定通りオリンピックをしたいなら、どんどんワクチン接種を進めていくべきです。

なんか、自治体によってスムーズだったり滞っていたり。。。本当に不思議です。