ツイッターで、あるお笛の職分の方が紹介して下さった動画。
コロナの影響で、一番の危機に瀕しているのが邦楽の世界ではないでしょうか?
様々な舞台が中止となり、多くの方々が「仕事なし」の状態に瀕しているような予感がします。
ちょっと昔までは、日本人の娯楽だった邦楽ですが、今となってはちょっと特殊な世界に追いやられてしまっていますよね。
「太鼓」といえば「お祭りの太鼓やっているの?」
「三味線」といえば、津軽三味線を一般の方々はイメージする。
「私、歌舞伎が好きで玉三郎様のファンなのよ」と言えば、
「誰?」と言われるのが現代社会。
そういった特殊な世界ですから、一度時間が止まると元に戻すのが非常に大変なのだと思います。
また、古典の世界は多くの素人のファンによって支えられている面があります。
約二か月近くの経済ストップはかなり痛手となるでしょう。
昭和の戦争の頃、日本は貧しくなりましたが、
その頃の邦楽は庶民の娯楽の一つで、今よりも一般的な世界でした。
しかし・・・。
この令和のコロナショックではどうなるのでしょう。
邦楽というのが特殊な世界扱いされている現代で、あの昭和の戦争以降の立ち直りができるのか不安です。
でも・・・
私は、この動画で小鼓を打つ四世の芸を大変尊敬しています。
四世の島の千歳を手本に一生懸命に勉強していたあの時代。いつか、四世のような小鼓を打ちたいと今も願っています。
・・・ドン・キホーテのような夢ですが・・・
私の夢はともかくとして、けっして、この日本が失ってはいけないものだと思います。
頑張れ!邦楽の演奏家の皆さん!
頑張れ!舞踊家の皆さん!
頑張れ!邦楽や歌舞伎に携わる皆さま!