リハビリテーション総合実施計画書 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
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毎月月初めに理学療法士さんから頂戴する書類である。

看護で言えば“看護計画書”のようなものである。

目標は「左膝可動域拡大」「左膝筋力向上」。先月の計画書を見ると、屈曲は65度であった。今月は135度。進歩した。

たぶんどこの病院もこういうものは作成しているのでしょうが、あまり整形に携わった事がないし、こういう書類を見たのが初めて。

何度か腰痛で近くのクリニックにリハビリに通った時はこういう書類をいただかなかったし、

以前いた病院でも、リハビリしている患者さんに対して、理学療法士さんから渡しているの見たことないし、、、

この病院の独自の書類なのかもしれない。

この病院で「よい」と思うのが、この書類の存在です。

入院時に「診療計画書」なるものを医師と看護の今後の方針のようなものを頂戴する。うちの病院も必ずこの書類は作成して本人あるいは家族から同意のサインを頂戴してカルテに保存する書類である。

この病院は、超変わっていて入院時何も記入されていない診療計画書にサインさせられた。で、あとから「この前サインいただいた書類ができたのでお渡しします」と看護師が持ってきた。手順が変!緊急入院してよくわからないうちに言われるままにサインしてしまったが・・・。改めて考えて「手順が変」と思った。たぶん、形式上の書類なんだろうな。

本当はインフォームドコンセントで、医師から「こういう治療方針でたぶん入院は〇日間です」と説明され患者が同意すること。また、看護師もそれに付随して「こういう看護を実施します」と患者に説明して同意を得る。それがあってからのサインだと思うのですがね。

看護は治療のみに付随するものではないので、独自に看護計画を作成しなければならない。

理想的に言えば、

「あなたに対して私たち看護チームはこういった目標を持ち、あなたにこんな看護を提供したいと思います」と看護計画を患者に提示して同意を得るのが良いかなと思う。

特にこの病院は患者自身の意思表示を示すことができる人の方が多い。

その方が、「疾病、創傷治癒(場合によって緩和)し社会復帰できる」という目標に向かって、それぞれの専門職のアプローチがあり患者とともに歩むというのが目に見えてよいと思う。

 

さてさて、いよいよ新しい月を迎えた。来月には仕事復帰ができるように頑張ろう。